ベッドにテーブル、 お洋服をしまうタンスと 必要な家電。 最低限のラインナップを揃えたら 次は、花瓶を飾るための花台だとか お気に入りの服を飾るトルソーだとか。 場所を取るけど、余白を彩る、 そんな素敵なアイテムも 健やかな日々には必要でしょ？

どうぞ、どうぞ、思う存分置きましょう。 こちらは もともと4畳半と6畳の和室に ダイニングキッチンと 細かく仕切られていたお部屋。 その壁を大胆に取っ払い すこんと抜けた ワンルームになりました。

玄関を開けた瞬間、 自分の世界が視界に飛び込んでくる。 だからこそ 隅から隅まで 好きなもので埋め尽くしたい。

残っている家具も よければお使いください、とのこと。 パーテーションにもなる棚は 縦に伸びたこのお部屋にぴったりです。

玄関に入るとまずキッチン。 フロートタイプでスタイリッシュ。

作業台も広いです。 おしゃれな水栓付いてます。 木目のオープンラックに タオル掛けも備え付け。

コンロって縦に並ぶと おしゃれ度が格段にアップするのは どうしてなんだろう。 S字フックに おたまとか雪平鍋とかひっかけて こなれた感じでお料理したい。

このラックは可動棚でしょうか。 棚板は他にもあるのかな。 なかったらパイプを渡して ストールとか帽子とか 飾るようにかけてみようか。

モザイク調に貼られた木片が 梁を彩り、 お部屋のよいアクセントになっています。

ボウルと鏡だけの 潔い洗面台は やわらかな曲線で縁取られ、 それだけでさまになる。

実は浴槽がなくて シャワールームだけなんです。 その分お部屋が広くなったと思えば かえってありがたい。 徒歩圏内に銭湯がいくつかあるそうで お気に入りのお風呂探しも 楽しみになるのかも。

そんな中でも トイレはちゃんと独立していて。 このお部屋の中の 「ここは守りたい」という線引きが ぴたりと心地よくハマる方、 いらっしゃるんじゃないかと思います。

こちらのお部屋があるのは 実は建物の最上階の10階でして。

ベランダへ出るとこの眺望。

なんと物置もありますよ。

玄関から外へ出ると 遠くに山々を望むことができるんです。 なんと気持ちのいい景色でしょう。

心地いい暮らしを送るためには 好きなものに囲まれたい。 そのためにはそれなりの広さや 自由度の高さが必要。 そんな気持ちを おおらかに包み込んでくれるお部屋で のびやかな暮らしを送りませんか。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。16年で9回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。 @hs_ryk