時は令和。
この物件も築年数こそ不詳なれど、
まさか平安の世からは
建っておらず、
時代を大きく異にするわけでありますが
しかしながら、
この建物にある美しさを表すには
「もののあはれ」という概念こそが
まさに、と。

それはつまり、
平安の古くから今に至るまでの
日本人の持つ美意識に通底し、
心に語りかけてくるものがある、と。

美の道中に手に入れる事となった
陰影の美しさをも

ワビ、ワビという概念も

もののあはれに通じるものものですよね。

そういった事を察知してか、
図らずも活けられた花、

花、

花。

これらもまた、
もののあわれに通じるもの。

不動産の持つ美しさを
こういう演出で見せてくれる
不動産屋さんにも感謝でしょうね。

この決して大きくない
居室スペースも、

身の丈にあったサイズで、
現代の庵にするにちょうどいいサイズ。

台所は、今から作り込める途中で、

木製とタイルと組み合わせてなんて
どうでしょう。

お味噌汁の似合う台所ランキング
トップ10に入れそう。

あ、間取り図面をご覧の通り、
このレンガ貼の

玄関側と

それとは反対の
駐車場側の出入り口が有って、
そっち側の中が全部土間になっていて

店舗付住宅にも最適！

どちらの道路も幅3m程度で
どうも駐車場側が再建築時に
要セットバックなのかな。

という事で、
駐車場側を店舗にして
これはもうこだわり抜いた古書店を
ぜひ開いて欲しい。

今、Google マップで住所を検索したら
北野天満宮の北、
最近盛り上がりかけてる西陣のあたり、
まぁまぁな路地ですが、
それでも面白そうな感じ！

霞を食っては生きていけないですが、
それでも
専門性の高い書籍なんかを売りながら、
趣味のコーヒーを入れながら、
ライター仕事なんかやりながらなら、
2人で楽しくつつましやかな
終の住処にするのにちょうどいい、
そう言える物件な気がします。