アメリカンスタイル。
それもアメリカからコンテナで
木材を輸入して、
アメリカの大工さんが建てたという
このお家。

なるほど納得のアメリカンな
ピースフルでラブリー、
スイートでシンプルなベッドルーム。

と、思わず英語力のなさを
露呈してしうくらいに
ど直球なベッドルームと、
そこに繋がるリビングと

リビングに通じるエントランスは

そりゃぁもうアメリカンさ！！
ハハッ！
それに
その二つの空間を繋ぐ廊下は
自由気ままな感じで斜めに。

この辺りは本当に日本人の感覚とは
ちょっとかけ離れてますよね。

でね、
ところがですよ。
ほら…床の間…

あれ？…欄間…縁側…

完全に和室だし、
和建築だよね？
という作りの部屋も…。

ダイニング的なお部屋も
パッと見では
シャンデリアがあるものの、
アジアンテイストかな？
という折衷な感じですが、

天井をちゃんと見ると
網代天井が広がってる。

おかげでなおの事に
アジアン感が出てるのでしょうが、
東洋西洋の折衷かなぁ。

アメリカンな埋め込みの暖炉も

よく見ると後付けぽいし
さてはてどういう事だろう？と
間取り図をよくよく見返してみた。

お？！
これは、
ひょっとして…
アメリカンな住宅を中心にして
その外側に
和建築で増築したのかもですね？！

なので、
少なくとも手前、エントランス付近は
アメリカンな外観だったのでしょうが、
今は外壁も屋根も
和風に修繕されている模様。

奥の、和室を増築した辺りは
がっつり和建築。
痕跡を読み解くとしたらほら
エントランスまでの飛び石は
メインが全てプレートで、
縁側近辺は石が埋まってる。

おそらくこれ、元々はきっと
内も外もオールアメリカンに
統一されていたのでしょう。


なので、そもそも
住宅のコアだった水回り、
キッチンはがっつりアメリカンで

洗面台もアメリカンなダブルボウル。

お風呂は和洋折衷な感じでの檜風呂。

ほぼ
オリジナルなんじゃないでしょうか。


それにほら、
車用のゲートは
トラクターでも入りそうな
ビッグサイズでアメリカンな門で、

一方で人間の門は和風。

田舎のおばぁちゃんちみたい。

でも、
一歩入ったら欧風な庭づくり。

ガレージも大型３台駐車可能。

ほんと色々と面白いですね！

和建築に洋式を足す建築は
よく見かけますが、
こんな感じで
洋建築に和建築を足すのは
なかなかどうして…。

これが
1974年の土佐清水に
建てられていたなんて。
素晴らしいなとしか言えません。

さすが海洋県の高知。

1725㎡と
土地もまぁまぁ広いですし、
その土地の中に
別邸72.48㎡も建ってます。
相当なボリュームです。


このままで
十分使えると思いますが、
もしかしたら、減築して
オリジナルに近づけても
とても素敵かもしれません。

アメリカ人のように、
直し直し暮らしていくと、
まだまだ
相当素敵なお家に育つと思います。

Enjoy yourselves!