蔵とサンルームがついた
京町家があるらしい。

ぱっと聞いただけじゃ
想像がつかないな。
どんなのだろう？

東には京都御所、西には北野天満宮。
今出川通りに面している利便性の良い立地。
ちょっと独特のファサード。

玄関ポーチにショーウィンドウもある。
その昔は商屋だったようです。
和室にある掛け軸がちらっと見えてるの、
京都っぽくってかっこいいな。

3LDK+サンルーム+坪庭+蔵！
本当に蔵がついている！
さらに坪庭まで...いったいどんな景色が
広がっているのか、ワクワクしますね。

こちらは茶室兼客室。
襖の挿し色が、きれい。
凛とした空気と相まって
心が洗われるよう。

LDKの高い位置にある窓から
陽が差すと、なんとも清々しい。

手前にあるのは、
井戸の名残の車吊り梁。
観葉植物が
違和感なくハマっていて、面白い。

ほぅ...。ここに腰掛けて坪庭が
見渡せるようになっているのね、ステキ。

素晴らしい吹き抜け。

ソファーに座ったら、
首が痛くなるほど眺めてしまうかも。

広々としたリビングは現代的な佇まい。

低く吊られたペンダントライトが、
個人的にとても好き。

機能的なキッチンには、
可愛らしいカウンターもついてる。

出先で買った果物を、
カゴに入れてちょこんと、置いておきたい。

そして…待ってました！
蔵へと続くサンルーム！

京町家ではなかなかお見かけしない
光あふれる空間。

京町家は奥行きがあるため
自然光が入りにくいと言われていますが
サンルームがあれば
こうして光をたっぷり取り込める。

なるほど...
デザイン性だけでなく
京町家や蔵に光を注ぐ
工夫でもあるんですね。

サンルームであたたかな陽を浴び、
坪庭の緑を感じながら、
ヨガをするのも気持ち良さそう。

そしてサンルームからの蔵！
近寄ってみるとすごいインパクト。
このギャップは、迫力があるぞ。

蔵の中は、その面影を少しだけ残しながら
居住空間に生まれ変わっている。

そうか、今や蔵も役割を変え、
居室の一部になったんだ。

味のある箱階段もそのままに。
急な段差が昔の暮らしをイメージさせるね。

ここから二階へ上がります。

ちいさな障子からは
まあるい光がこぼれて、なんだか温か。

快適に過ごせるように
カーペットが敷かれてる。

改めてここ、蔵だったのかと思うと
なんだか、不思議な感じ。

この落ち着いた雰囲気、
書庫にしてもよさそう。

二階からバルコニーを渡って

辿り着いたのは、母屋二階の和室。

金箔のあしらわれた鶴の屏風が、
この京町家の格式の高さを教えてくれる。

今川通り側を向いた洋室は、ベッドルーム。

セミダブルのベッドが並ぶと、
どことなくホテルのよう。

ベッドの奥の扉を明ければWICもあります！

母屋にも階段が。
さっき、蔵にもあったな。

これだけ大きいお家だからこそ、
移動の便利さ、大事ですよね。

さて、気になる水回りへご案内。

目地のはっきりとした白タイルは、
ちょっと年代を感じさせる。

お風呂場に窓がついてるのはいいなぁ。

熱めのお湯につかりながら、外の風を拝借。

洗面ボウルと同じ、
紺色のタンクレストイレ。
細かいところで
色合いをあわせているんだね。

このお家の随所から、
温故知新が感じられる。

京町家と蔵の持つ趣はそのままに、
今の暮らしに合わせて
こんなに素敵にリノベーション。

蔵のあるお家ではなく、
蔵もお部屋ってファンタスティック。