哲学の道から見えるこの蔵を、
賃貸で！
ね、もう鼻血ものでしょう？！

これはずるい。


えっと、まず
「哲学の道」はご存知ですか？
元々は琵琶湖疏水を京都にひく時、
管理用に作られた道、
それからしばらくして
付近に文士たちが集い暮らし、
いつしか
「哲学の道」と呼ばれるように。

という事はですよ、
そう、
目の前は疎水。

もうこれだけでも素晴らしきかな。

四季折々、
京都の景色が楽しめるからと
観光名所にもなっている
この疎水沿いの哲学の道、

眺めながらの散策の最中、
ふと眼前に現れる蔵物件。

迎え入れてくれる階段もあるしと

誘われるままに…中へ。

今はまだ
大家さんの荷物が並んでいますが
これは
片付けをしてくれる予定なので
ご安心あれー。

そして注目して欲しいのは電気。
そう電気が来てるのです。
照明とエアコンがあるのです。

え？物件なんだから
そんなの当たり前だと思っています？？
だって、蔵ですよ？
ライフラインゼロでも
全くおかしくないでしょう？

なので、
電気があるだけラッキーだと。

そして
ガス水道は引かれていないので、
必要があれば大家さんとご相談を。

ちなみにトイレに関しては、
徒歩1分の所に公共トイレがあります。

これも
ある意味でラッキーでしょう？！

ただの蔵じゃない。
立地も環境も最強カードの部類。

しかもこの手頃なサイズ感。

おかげでこの現実的なお家賃。

相当、いい。

二階もあって、
コンパクト目な階段から
上を見上げると
綺麗にやり直された二階の天井。

その梁の部分には
歴史の深さを知らせる筆書が。

二階は大家さんも
あまり使っていなかったようで

片付けはすぐに済みそう。

しかしまぁ
お店にするだろうこの蔵
この二階もどうやって活かすか。

一階だけをショールームにして
二階は在庫収納に？

眺めが良いので、
少し残念な気もするけれども

自分だけの特等席って事で
独占しちゃうのもいいかも。

それでもそうなると、
フロアが狭くなりがちで
商品のサイズと単価が
どうしても
少し上がり気味になるでしょう。

という事で…
どうでしょう、ここは一つ
アンティークな宝石とか、
装飾品を洋の東西を問わず取り扱う
古物屋さんとかいかがですか？

単価が高いものから低いもの、
在庫がかさばりにくいし、
梱包材も少なくて済む。
古い蔵を使っての商売、
ネット通販を主軸にするにしても
ブランド力付きそうで良い。

立地もね、
観光客の人もわざわざ客も
共に訪れやすい場所。

良いと思いません？

あ、二階は別の人に貸して
一階は古い装飾品店で
二階が古書店とかも良いかも。

恋人同士で、
上下階に分かれて仕事するのも
面白い。

「ちょっとトイレ行ってくるから
店番お願いー」「はーい！」
なんてやり取りも…良い。


独立してお店を始める妄想は
本当に楽しいなぁ。