上品で贅沢、そして高級な
お蕎麦屋さんのような佇まいのお家。

華美を嫌い、
質素を心がけている感じのこの玄関。

装飾を排し骨太さを感じる濡れ縁。

どこか求道的にさえ感じる広間。

そして広間の先の庭の素朴さ。

何より、忘れてならない
来客へのもてなしの心、
玄関先の火鉢ですよね。

すごく良い。

あ、でもこういう備え付け型の
四角い火鉢は
「火櫃（ひびつ）」って
呼ばれる事が多いですね。
しかし
今はもうなかなか見かけません。

また、この無垢材をふんだんに使い
前面に押し出すタイプの
質の良さを体現してくれている
平屋の和建築にも
なかなか出会えません。

なかなか出会えない×２の
「火櫃のある平屋和建築」とかは
そりゃぁ相当出会えない物件だろうと。


それも、
古民家からの改築でなく
1988年の築。

威風堂々とした和建築。素敵です。


間取りは少し独特で
そして随分と贅沢な使い方をしていて

奥まった広く豪華なキッチンと

お風呂やキッチンから敢えて離された
広めのおトイレに

キッチン横の板間のある広い居間が

なんだかやはり飲食店だったのかなぁ？
という気にさせる。

個室もある、小さなご飯屋さん。

板間にレジのカウンターを置いてね。

縁側にも出てお話できたりして

素敵じゃないですか？

生活スペースは18畳半ある
広いロフトにだけ集約して…

とか。

自家利用の駐車場は建物に付いていますが

縦列二台といったところ。

暮らすのなら十分でしょうが
店舗として考えた時、
来客用の駐車場は最大で１台でしょうから
十分とも言えませんし
ヒノキのお風呂も付いていますし

もちろん立派な脱衣所も。

それらを加味して考えると
やはりお家なのかもなぁとも思いますね。

それか
住居兼店舗を改装した可能性はあります。

まぁどちらにしても、
そんな、高級感もあり
質の高さを存分に感じさせてくれる
来客を迎えるのにも適した
とても素敵な物件です。

そりゃぁお値段もはりますが
素敵な暮らしをしてくれる人に
引き続き愛されて
育っていって欲しい物件です。