学生の頃にせっせと集めた本。
純文学に図録、
絵本にコミックス。
今も実家の本棚で眠る大切な本。
こんな素敵な書庫があれば
連れて来られる。
こち亀全200巻もゴルゴ13の195巻も、
パタリロ！101巻だって並べられそう！

天井が間近にあるのも
“隠れ家”っぽくて好き。

キュッとした空間のほうが
ギュッと集中できますもんね。

贅沢なライブラリーを備える京町家。
完全には区切らず
家全体をひとつの空間として
捉えているつくり。
それなのに空間それぞれ
表情がまったく違うんです。

情緒たっぷりのアプローチ。
多年草はお客さんを
最初にお出迎えしてくれる
我が家のマスコットです。

玄関の引き戸を開けると
縦と横の格子が重なり合って
また違う表情が。

玄関の収納スペースもたっぷり。

大切な自転車や
遊び道具はここへ。

およそ10帖の広めDKは
格子窓や壁の風合いで
和の要素を取り入れつつ
3くちIHという頼もしさ。

天窓で明るさキープ。
見上げると竹の格子が
いいですね。

ウォークインの収納の隣にある
古建具の向こうはトイレ。

こうした細やかなあしらいが
しっとり心を満たしてくれます。

DKの隣には5帖の和室が。

クロスと畳のコントラストが
凛とした空気を運んでくれそう。

玉砂利が敷かれたここ、
間接照明になってる。

心がふわっと和らいでいいな。

地窓の障子も
DKとのつながりに
一役買ってます。

続いてサニタリー。

蛇口と洗面ボウルをふたつ備えた高機能。
ゆったりしたお家ですから
朝の支度もふたりでゆったりと。

バスタブとシャワールームが
離れているからここもゆったり。

汗を流すだけならシャワーでササッと。

湯船にとっぷり浸かるなら
窓から坪庭の草木を眺めながら。
どこまでも続く心づくし。

若草色に囲まれて二階へ。

あ、竹格子の窓が見えますよ。
どんな部屋があるんだろう。

もうひとつの約4帖の和室。

高級な雰囲気は
床の間がアールだからかな。
金箔銀箔風のクロスも
上質な感じでいい。

DKを見上げたら見えていた
竹の格子はここだったんですね。

そしてはじめに紹介した
素敵ライブラリーは
吹き抜けを囲うように
しつらえられています。

吹き抜けの開放感を感じ取りながら
ここで読書にどっぷり浸れたら
どんなに幸せか！

すいと伸びる廊下を抜けて

洋室はおよそ6帖強。

奥まったところにあるから
寝室にちょうどいい。

洋室の向かいにも
トイレもあるから
寒い冬でもうれしいな。

こちらのおうちがあるのは
図書館やブックカフェ、古書店が
点在する大徳寺のすぐ近く。
本好きにはたまらない
エリアでもあります。

好きなことだけに
自分の時間をゆだねられる隠れ家。
終の棲家にしたいなあ。