あああああ、
暖かなリビングで、
大きなモフモフした愛犬と、
カップスープでぬくぬくと。

そんな幸せな暮らしが
容易に想像できるお部屋。

美しい。
美麗という範疇を超えての
美しさがここにある。


なんとこの物件、
巨匠、宮脇檀氏の設計。

ご存知の方も多いでしょう、
ボックスシリーズのうちの一棟。

基礎から立ち上がる一階の上に
乗っかったような木造部分。
面白い構造。

打ちっ放しと言っても
その建物の見せる表情には
独特の暖かさも爽やかさもあり。

このクリアガラス面を
フレームなしで持って来て、
建具を黄色って大胆。
だけどハマる。

うちからも、外からも
爽やかな気持ちよさ。

日当たりも、下駄箱の存在感も
とてもいい。

元オーナーが購入時、
物件は荒れ気味だったものを
地道になおしていって今、
という事ですが、
建具に関してはできるだけ
元の通りのものを使っているとか。

いいですよね、組み合わせの妙。

しかし建物も
もちろんセンス抜群なのですが、
今のオーナーさんのセンスも
相当なものだと思います。

この壁一面を埋める棚なんかは
今のオーナーさんが
作ったものだとか。

実はこの物件、
一階には納戸もあり、

DIYerにとっても便利。

ちょっとしたメンテナンスや
アップデートを
オーナーがこなしていける家。

オーナーが
自宅を愛しているからこその
DIYだし
そういう意識を持ってるからこそ、
水周りのアップデートも
抜かりない。

良いですね。

海の見える二階には

効果的に窓を配置しているのも素敵。

そこから何が見えるか、
どこに光が入り込むか、
全て計算された作りなんでしょう。

例えばほら、
船舶窓だけでなく、
どこか船旅の途中のような
このお風呂とかも

物語の中のよう。

素晴らしいですよね。

ここまで考えられて作られて
ここまで作り込んで来た
宮脇檀氏とオーナーさんとの
合作だって、敢えて言いたい。

そんな素敵なこの物件を
引き継いで、どうかこれからも
育てて行ってください。