屋根裏部屋で空を飛ぶ。
この物件は現在は募集終了している可能性が高いです。過去物件のアーカイブとしてお楽しみ下さい。
日がな一日、
雲の動きを見てなくちゃ、
部屋の操縦には間に合わない。
ほら、もう外はずっと空の上。
鈍い光が一面に広がる景色は、
危険な特等席に座ったご褒美。
なんて、
想像力たくましくして、
ロフトにこもってみたりする。
小さい頃、すべての押入れの戸が、
おとぎの国に繋がっていたように。
しかし、改めて見るとすごいな。
来るのも、降りるのも、一苦労。
ロフトと言うより、屋根裏部屋と
言うべきのような気がする。
降りた先には、小机兼収納。
椅子は誰かにもらってきたもの、
意外と部屋にしっくりなじむ。
航海日誌を書きながら…あれ、
空なのに「海」の日誌なんだ。
いやいや、
また妄想の世界に飛んでしまった。
でも日記を書くのは好きだから、
使いやすい机があるのは嬉しい。
食事も作業も書き物も読書も、
すべて、小机で大丈夫。
小さなキッチンが、また「らしい」
感じがしてぐっと来る。船内にいる。
IH一口だけど贅沢は言えないよ、
なんたって雲の上まで行くんだ。
保存食でどうにか、繋いでいこう。
葉物野菜は塩漬けに、肉も塩漬け、
もしくは干しても良い!
水回りはぎゅっとまとめて。
風呂に入れるだけ、ありがたい。
わたしたちはいっぺん空に出ると、
湯浴みとは無縁の生活が続くから。
一日の終わりには、
窓辺のベッドで泥のように眠る。
寝る時だって、窓の外からは目を
離すことができない。目というか、
気配を、ずっと感じていないと。
小さな収納にはカバンを一つ。
そいつの中に収まるものだけで、
できれば、暮らしていきたいんだ。
そういえば、
棚が一応あるんだけど、
ロフトに上がる階段の裏側。
足場を固めるためにも、
中には、ぎっちり詰めておこうか。
最上階の部屋に住んでる特権が、
あのロフトなのかもしれない。
すべてのドアが、誰かの妄想に
繋がっている気分になる。
そういう妄想たちが鉢合わせる、
ランドリールームは夢のるつぼ。
誰かの洗濯物と混じり合っても、
気にしないタイプでよかった。
さあ、今日も出発だ。
空模様を感じながら読む本は、
なんだか旅の空気が混じってくる。
まるで本当に冒険に出たみたいだ、
と思えるのは、たぶん独りだから。
雲の動きを見てなくちゃ、
部屋の操縦には間に合わない。
ほら、もう外はずっと空の上。
鈍い光が一面に広がる景色は、
危険な特等席に座ったご褒美。
なんて、
想像力たくましくして、
ロフトにこもってみたりする。
小さい頃、すべての押入れの戸が、
おとぎの国に繋がっていたように。
しかし、改めて見るとすごいな。
来るのも、降りるのも、一苦労。
ロフトと言うより、屋根裏部屋と
言うべきのような気がする。
降りた先には、小机兼収納。
椅子は誰かにもらってきたもの、
意外と部屋にしっくりなじむ。
航海日誌を書きながら…あれ、
空なのに「海」の日誌なんだ。
いやいや、
また妄想の世界に飛んでしまった。
でも日記を書くのは好きだから、
使いやすい机があるのは嬉しい。
食事も作業も書き物も読書も、
すべて、小机で大丈夫。
小さなキッチンが、また「らしい」
感じがしてぐっと来る。船内にいる。
IH一口だけど贅沢は言えないよ、
なんたって雲の上まで行くんだ。
保存食でどうにか、繋いでいこう。
葉物野菜は塩漬けに、肉も塩漬け、
もしくは干しても良い!
水回りはぎゅっとまとめて。
風呂に入れるだけ、ありがたい。
わたしたちはいっぺん空に出ると、
湯浴みとは無縁の生活が続くから。
一日の終わりには、
窓辺のベッドで泥のように眠る。
寝る時だって、窓の外からは目を
離すことができない。目というか、
気配を、ずっと感じていないと。
小さな収納にはカバンを一つ。
そいつの中に収まるものだけで、
できれば、暮らしていきたいんだ。
そういえば、
棚が一応あるんだけど、
ロフトに上がる階段の裏側。
足場を固めるためにも、
中には、ぎっちり詰めておこうか。
最上階の部屋に住んでる特権が、
あのロフトなのかもしれない。
すべてのドアが、誰かの妄想に
繋がっている気分になる。
そういう妄想たちが鉢合わせる、
ランドリールームは夢のるつぼ。
誰かの洗濯物と混じり合っても、
気にしないタイプでよかった。
さあ、今日も出発だ。
空模様を感じながら読む本は、
なんだか旅の空気が混じってくる。
まるで本当に冒険に出たみたいだ、
と思えるのは、たぶん独りだから。