コンクリートのさっぱりとした床の先に
ぽこっと出たガラスの特等席の緑。
この１枚でもう、ときめく予感。

かわいく並んだタウンハウスの三階建て。
レンガ色の屋根も、二階のガラス窓も、
全部かわいい。お人形の家みたいだな。

壁はプラスターボード下地なんですって。
削ぎ落とした素地感がたまらない。
こんなふうにモノ少なめに暮らしたい。

キッチンの直線的なミニマルさも、
このお部屋にぴったりあっていますね。
必要最低限だけどコンロは3くち。

玄関からひとつづきのコンクリート。
階段下の収納もシックでかっこいいな。
二階、あがってみましょうか。

……っとこれは……！
真ん中にどどんと、三階への階段。
外から見えたかわいい窓もちらりと。

建築家が自分のアトリエ兼住居として
リノベーションしたそうです。
つまりはここが仕事場だったのかな。
階段に腰掛け資料をぺらぺら、
いつのまにか本が積まれてる。

さらに上るとそこには寝室。
三角の勾配天井がまた、かわいーんだ。
二階は仕事のものしか置きたくないから
三階は思い切り個人的な場所にする。

遠く大阪平野まで見渡せる。
ねむるだけの空間にはもったいないかな。
いや、だからこそいいのか。

街からはすこし離れるけれど、
完全には遮断されない距離感がいいんです。
山手の空気を感じる緑のアトリエ。
たまには有馬温泉に…なんてのもいいよね。