物件ファンも、たまには泊まりたい。
こちら京都祇園のど真ん中、
高台寺すぐそばの一棟貸し。

階段のある二階建てなんですね。
宿なのに間取り図があるっていいな。
すべてのホテルに間取りがあれば
主に私が嬉しいのですが…

石塀小路という、石畳と石塀からなる
独特の町並みの中。こんなところに住む、
となると口に出すだけでも恐れ多いけど
宿泊なら……一生に一度くらいしてみたい。

玄関を入るとすぐに広々としたホール。
抜けた先にウッドデッキ、いいですね。
細長い町家だけれど、明るくする工夫。

はああ、庭の見えるベッドルーム。
この配置、なかなか大胆じゃないですか。
住む家だと寝室は隅っこだったりするけれど
なんてったってここはお宿なのだから…

いい気分で眠るのがいちばん大事。
夜の鴨川や人の少なくなった祇園のまちを
ふらり歩いて帰ってくる場所がここ…
うーん、考えただけでもいい夜だ…。

そして最初のお風呂というわけですか…。
奥のリビングと浴室とが繋がってる！
ふだんの入浴は作業的になっちゃうけど
旅行のお風呂って、特別だものね。
それにしても宿だからこそできるこの大胆…

もうすでに羨ましさでいっぱいですが、
まだ二階があるんです。
ここだけでも美術館みたいだな。

これはこれは……。
掘りごたつ式の付書院。
浴衣で書き物する姿が浮かんでくるけれど
現代の我々だって負けてない、
ばちばちパソコンできる電源付き。

畳のお部屋、なかなか広いですね。
宿泊先に自由な和室があるだけで楽しい。
あんがい何もせずゴロゴロしてるだけが
幸せだったりするものだから…。

なかなかに格式高いお宿ではありますが
オープン記念、ということで七月上旬は
がんばれば手が届かないこともないお値段。

大人四人でも泊まれるんですって。
両親にプレゼントする京都旅行を想像して、
ちょっと嬉しくなったところです。