キッチンの天井部分が斜めのガラス。
ここだけ温室にいるみたいだな。
この天窓を思い切り甘やかしてあげたい。

そしてこの一面タイルの感じ。
一瞬昭和のキッチンにも見えるのだけれど
ツートンカラーの切り替えだとか
ぽんぽんとリズムよく並んだ照明に
美意識を感じずにはいられないの。

でもでも、やっぱりこの天窓なんです。
気持ち良いくらいの斜めっぷり。
グレーの雨の日の朝なんかに顔を上げて
水の粒が跳ね返るのを眺めていたい。
あ、よく見たらスポットライトまで！
夜にはどんな景色を見せてくれるのやら。

天窓、もうひとつあるっていう。
一箇所だけじゃないところに、
設計士さんのこだわりを感じる。
いったいどれくらい
空からの光をちやほやすればいいのか…。

きっとこの風景を作りたかったんだな。
斜めの影に今日も見とれてしまう。

太陽の場所や季節によって
どんどんすがたを変えていくのでしょうね。
水回りへの扉の水色がまたかわいいし。

こう見えて和室のある1LDKの間取り。
キッチン、斜めについてたんだ。

わ、正方形の畳、すごくいい。
今後フローリングに変更するそうですが
わたしはこのバランス感が好きだな…。
ここにも大きな窓があって嬉しい。

収納の扉までもかわいいんですね。

トイレと洗面は同室ですが、
これくらいの広さがあれば問題ないよ。
どことなくホテルのような香り。

どこかのタイミングで
新しいのに変えられていますね。

見るからにデザイナーズな外観。
建てられてから三十年がたって
いっそう深みがでてきたような
そんな気配がするのです。

朝起きて日が沈むまで
ずっと、ずーっとここにいて、
光が移りゆくのを眺めていたい…

京都の北山にあるというのがまた、ね！
豊かに暮らせる場所でこんな優雅なお部屋、
いつかはやってみたいものです……。