緑の額縁、無垢床、ビッグワンルーム。
わたしが求めてる幸せは、
ここにすべて揃っているような気がします。

28帖って、なかなかお目にかかれない。
もちろん二人でも暮らせるのでしょうが、
ここは贅沢に、ひとり暮らししてみたいです。

柱の端から端までずらりと並んだ窓がいい。
同じラインに沿って足元のライティング。
昼と夜とで違ったムードを纏うのだ。

天井のレールまで同じラインだ。
あれれ、エアコンが業務用。
元々は築40年の雑居ビルだったそうで、
これはその名残……かな？

お部屋のすみっこ、ベッドを置いて！
と言わんばかりのこもり感。
ここにもまた間接照明が嬉しいのです。
床を身近に感じられるような
低めのマットレスなんて、いいな。

ひとりで住むぶんには十分かな。
二人で住むなら、ちょうどはんぶんこ。
いや、すこし奥行きがせまいか…。

ここ、ドアで仕切ることもできるんだ。
よく見たら窓がもうひとつ。
ワックス仕上げのパイン材に映る
白くて柔らかい光にうっとりしてたら
午後の時間が溶けていった。

シンクも作業スペースも広くて、
ひとりぐらしには、持て余してしまうな。

バスルームは…スケ！てました。
一度は住んでみたい、スケスケくん。
賃貸だからこそ試せる、スケスケくん。

ぷちぷちとしたタイルがかわいい。
鏡の入ったくぼみに歯ブラシ立てて
最低限の生活感で過ごしたい。

おもちゃみたいなバスタブかわい。
ここにだけ色があります。
みずみずしい潤いの色。

バストイレ同室でも、
このくらいの広さなら気にならないのだ。
旅行に来たみたいに楽しむのだ。

はああ、共用部も好みでした。
階段しかない元雑居ビル。
この緑を見て仕事に向かう人がいたのかな。

あのガラスの柱がそれですね。
武庫之荘の駅からは歩いてすぐすぎるから
たまには遠回りして帰るのです。