大きな窓で切り取られた風景に
はっと息を飲むしかなかった。
三角形のライティングレールがいいね。
壁の素材感にもどきっとするのです。

もともとは2DKだったものを
リノベーションで1DKに。
5帖の部屋が二つあったのかな。
のびのび過ごすのがイマっぽい気分。

わ、奥側の壁までかわいいぞ。
無骨すぎない、いい具合を狙ってきてる。
たぶん元々は押入れだったWICには
好きな色のカーテンを付けてくださいね。

この壁にステンレスキッチン、しびれます。
四つのオレンジの光と鉄枠がつくる影に
見とれているだけで時間が溶けてしまう。
玄関を開けたら緑なのもいいんです。
ついつい開け放ってしまうんです。

キッチンだけに使われたこの床もいい。
古い家の気配を残した天井もいい。
DIY可だけど、もう完成してる気がして。

キッチンとリビングの窓を両方開けて
いい風が通り抜けるところを、
本を読みながら寝落ちしてしまいたい。
それで慌てて起きて、外に目をやる。

なんたって、この眺めだからね。
スエーデン坂と名付けられた坂の頂上、
大変だなあといつもいつも思うのに
部屋に入るとそんなこと忘れてしまう。

築43年とのことですが、
トイレはきれいにされていますね。
うれしいウォシュレット付き。

いっぽうでお風呂はレトロなままかな。
青い箱の浴室、窓があってよかった。

部屋の中からは想像できない
意外にも簡素な外観です。
坂の上で何十年もずっと、
岡山のまちのこと見守ってきた。
わたしもそこに加わってみる。