自分より年上の部屋には、昭和から
平成の空気が漂っている。
次の元号は令和だって。
レトロな階段にも、次の元号を
告げる声がきっと響いたはずだ。

玄関から部屋の奥が見えないように
きちんとワンクッションある、
心配りに嬉しさを覚える。

玄関を入ってすぐに収納。

これだけあると、使い切れないぞ。
ちょっと贅沢な悩み。

ほら、玄関と部屋を隔てる扉。

曇りガラスだから、部屋の中が
宅配便の人に見られる心配なし。
こういうの、ポイント高い。

なんともレトロなキッチン。

L字型でこんなに広いと、
どんな料理もお手の物、って感じ。

玄関につながるドアを隔てて、
トイレとお風呂が同じスペースに。
一面、薄いピンクのタイル。

そういえば、実家も昔は、お風呂が
水色のタイル貼りだった。
昭和の水回りは、ファンシーだ。

細長くて広々としたリビングは、
どこかで区切って使いたい。

真っ白でモダンだけど、押入れって
ところに昭和を感じちゃう。
結局、収納力があって便利だよね。

風が通り抜けていくよ。

二つあるバルコニー、どう使おう。

洗濯物はこちらに干すとして、
さっきの変形した方には鉢植えとか
置いちゃおうかな。

共用部もぐっとくるレトロさ。
こんなスピーカー、はじめて見た。

わわ、階数表示がたまらない。

極めつけは、応接間。
ここだけ昭和で時を止めたみたい。

ニュー菊名ハイツ、って名前も
なんだか古めかしくてかわいい。
次の元号も大事に大事に住もうね。