一枚で絵になる京町家リノベーション。 は、と息を飲む土間仕上げの静寂さ。 ここで注目したいのはキッチンの鱗模様。

上へ上へと、生きているようなタイルだ。 あれ、よく見たらこれ、おくどさん……？

………！まさかのIH！！ そうかこの手があったんだ。レトロな デザインはそのままに、機能だけモダンに。

ひとつひとつの色味が違っていて、 見れば見るほど好きになっていく。

庭を眺める特等席、いいですね。 後ろ姿だけでも物語の始まりみたい。 夏には素足がきもちよさそ。

通り庭を抜けて庭に面した部屋が 吹き抜けになった“織屋建”という構造。 かつてはここで機織の作業をしてたそうで、 だからこんなにも天井が高い。 ぽこぽこ空いた天窓がきらきらしてる。

そんなふうな２階建ての京町家。 ふむふむ、一階玄関側に和室が二部屋。

格子からの影が楽しめるのは 通りに面した店の間だけのお楽しみ。 お茶会ができるよう炉も切ってあります。

ごろごろできる場所も欲しいもんね。 洗練された土間リビングだからこそ 生きてくる三帖のありがたさ。

吹き抜け部分の階段を上ると…

線を引いたような照明が幻想的。 ここで朝の瞑想でもしてたいものだ…。 精神的なことをする空間でありたい。

大事なことを言い忘れていましたが、 家具家電一式が付いてきます。 つまりはここにそのまま ダイブできるということ…。

一階に戻ってきました。 町家にしてみるとずいぶんとモダン。

でもでも、ちゃんと見えますよ。 お風呂に入りながらのお庭って…。 いつかはやってみたいのです。

洗面台も同じテイストで。 コンクリートの仕上げがリビングと共鳴してる。

外観だけでいうと正統派な京町家。 ふふふ、この中にあのLDKがあるなんて… わたしだけの秘密なのです。