ラベンダーにカタカナで二文字、サワ。 それだけなのに、どうしてこんなにも 心ときめいてしまうのだろう…？

京都・鴨川から歩いて5分、 ちかごろの繁華街の賑やかさとは違った マイペースでおだやかな地元感。

どんなお店だったんでしょうね。 確実にここにあって、長い間愛されて。

外から見える場所にガラスの展示台！ 町の小さな商店のショーウィンドウ、 自分ならどう飾るか、一度は考えたよね。 老朽化につき改修が必要とのことですが、 この床なんか、そのまま使いたい。

土間の奥には緑のカーペット。 そのさらに先で、生活していたのかな。

せっかく改修するんだもの。 すべて土間にしてしまって、 小さなお店でもはじめたい。

オリジナルのテキスタイルで作った スカーフなんて吊り下げてみたりして。 お花屋さんや古道具屋さんもいいし、 鴨川ピクニック専門カフェとか…？ ええとそれからそれから…。

そしたらきっと、 二階に住むことになるよね。

最初は一階に手をかけるだろうから きっと二階はあとまわし。でもでも、 このままでも全然いけちゃうでしょ？

柄の入った古建具を開くと 通りに面した窓が見える。

反対側のお部屋は床の間がいいよね。 南向きの窓からの光があたたかいな。 ここでずっとお昼寝してる気がする…。

水回りは…やはりちょっと古いので ぜんぶ新しいものに替えたいね。 それでも窓はこのままがいいな。

川のそばのあたたかな場所で自分だけの商店を始める。そんな形の夢がこの世界にあってよかったな。「サワ」のかわいさ、そのまま引き継げるだろうか。