赤い表紙の日記帳にガラスのペン、
あたたかい紅茶を飲みながら、
書いたことが現実になっていく…。

いけない、物語調になっちゃうな。
そういう魅力がある部屋だから…。
屋根裏部屋とは言うけれど、
メゾネットにしたんですね。

なんか見覚えあるな、と思った方、
ビンゴです。一年ほど前、こちらの
物件の違うお部屋を紹介したので。

その時のお部屋とは、ちょっと、
いやだいぶ雰囲気が違うかな。

棚にはぎっしり本を置きたい。
ところどころにぬいぐるみとか、
香水瓶とか置いてあって。

アンティークな雑貨や服装が好き、
そういう方ならばっちりでしょう。
部屋の醸し出す雰囲気に、どっぷり
浸かって暮らして欲しい。

ちゃんと収納もあるけど、生活感は
おのずと希薄になりそうです。

凝った料理はちょっと難しそう。
意外と簡単で美味しい料理、
得意になっちゃったりして。

水回りも必要最低限。丁寧に自分の
面倒をみる、というよりかは、

金平糖をちびちびかじりながら、
夜更けまで本を読んでしまう感じ。

棚を置くとかわいい窓辺だけど、
ベッドを置くならこういうところ？

そういう実生活の要素は、なんとか
下の階に置いておきたい。
屋根裏部屋には、ロマンだけを
持っておきたいからね。

共用部に出ると、現実に戻される。
そうだった。乙女でいられるのは、
あの屋根裏部屋の中だけなのです。