抹茶いろ。
ちょっと濃いめの抹茶オレのいろ。
なんか、和室って畳がこんな色だから、
合わないわけがないんだろうな。

その色を壁に使って、床は無垢に。
なんで思いつかなかったんだろう。
この格子のガラスの引き戸も、

窓の外に見える瓦の街並みも
合わせて全部気に入ってる。

正直コスト重視で選んでしまったから
こんなに気に入るなんて思っていなかった。

洗面台がポツンと置いてあったり、

キッチンが少し古かったり、
でも白で揃ってて、なぜだか憎めない。

料理がそんなに得意じゃないから一口のIH。
でも大好きなコーヒーのために、
少し奮発していいコーヒーメーカーを
置いちゃったり、
そういうメリハリのある割り切りが
この部屋に住みだして
できるようになった気がする。

靴も本当に気に入ったものを三足だけ。
履きつぶしてしまったら、また同じものを。

トイレもシンプルさも
ストイックでいいでしょ。

シャワーだけでいいやと思っていたお風呂もなんだかすっぽりおさまる感じが性に合ってよく湯船に浸かるようになった。

何も知らない大分という土地に来て、
まず迎えてくれたのがこの抹茶いろの部屋。
これからもよろしくね。