やさしい白に鮮やかなオレンジ。
どこか馴染みのある組み合わせだと思ったら
そうだ、ディック・ブルーナの配色だ。

対面式のキッチンカウンターに
やわらかい光が入る昼下がり。

色んなオレンジがあるけれど、
このオレンジ具合がちょうどいい。

かわいいなと思ってたブルーナボンボン、
このお部屋なら買っちゃってもいいよね。

仕切りで区切れば個室にもなるリビング。
奥には家族のものがしっかりと入りそうな
おおきなクローゼットが見えますね。

ここまで白が占める割合が高いのに
冷たい印象にならないのは
光がたっぷり入るおかげなのかな。

明るい方を向いて料理できるっていい。
すっきりと垢抜けたデザインもいい。

ガラスのポットに入れたティーバッグが
すこしずつ色づいていくのを眺めながら
声にならないくらいのため息。

カウンターにだけ木があるのがいいよね。
コンロが三くちになってから、
献立にお味噌汁がつくようになった。

リビングだけでもなかなか広いのですが
区切れる洋室のほかに
和室と洋室がひとつずつ。

板間の上に浮いてるみたいだな。
重そうな家具は隅に配置して
我々は中央でダメになってる。

ひとつだけリビングから独立した部屋。
北側の窓の風景は少しひんやりとしている。
ここにも収納、ありますね。

築46年とのことですが、ああよかった。
水回りは安心して暮らせるよう
すべて入れ替えていそうですね。

統一感があって気持ちいい。
しゃっきりとした朝を迎えられそう。

ゆとりのある空間でよかったな。
小さな照明でも置きたい。
安心してください、ウォシュレット付きです。

まっさらな気持ちのリノベーションですが
一歩外に出てみるとあら不思議、どこか
見覚えのある団地の風景がありました。

ほんとは元々社宅だったそうですが…。
次はブルーナの世界観でいくんだ。