立派な庭付きの一軒家なこの物件、
お年玉をかき集めたら買えるなんて
到底思えないですよね？

でも、買えるんですって。
もうそんな時代。

世の中ではもう
普通に素敵な物件が
場合によっては不動産登記の
手続きをする手数料だけ負担で
手に入る事も増えて来ています。

なので、
市場価格で幾らとかより、
幾らで売りたいか で
値付けが大きく変わる時代ですよ
って事。


だから
物件自体が極端に悪いとかでは
全くない。

この庭だけでも、
1272.81㎡の敷地だけでも
人によっては、私にとっても
この売価を優に超える価値がある。
だからこその今回のご紹介です！



玄関先には玄関土間が広がり

その右手奥には作業用の土間。

元々ここが農家で
古民家の作りをしてるからこその
この間取りだろうと思われます。

広い。
間取り図でみる左上、
奥にある一二階の納戸は、
元々農作物を入れておく
蔵だったのかもですね。

元は茅葺だったであろう
屋根の作りを見ても分かるように
相当古いこの建物。
築100年はくだらないでしょうね。

そんな青森県に建つこの物件。
築100年以上でこのサイズで
このお庭、この敷地面積。
相当な豪農の御宅だったのでは？
と考えます。

そして
この土間に付いているトイレを見る限り

まだ下水にも合併浄化槽にも
繋がっていないだろうと思われますので、
購入予定の型で必要な方はそこも含めて
ご検討くださいませね。

建物の中は少しずつ現代化して来て

古さを押し出すイメージでもないようですが

逆にいうと
今すぐでも暮らせるだろうこの感じ、

水回りのこの感じは
移住予定者にとっては
特にありがたいのかなと。

古い良さを取り戻したい人や
そのバランスを取りたい人は
色々取り払ってから最低限の工事をして

さらに磨き上げ、
調度品なんかを揃えると
雰囲気の良い古民家になると
思います。

それだけの予算を
改装以降にかけられる
売値ですからね。

逆にいうと、
安いから買う、という人には
向かない物件かもしれません。

家ってそもそも
維持、成長させる為には
それなりに
予算も手数もかかるもので、
愛着を持てる人にしか難しい。

だから
安いから買ったら良いよって
事を言いたいのではなく、
なにが言いたいかというと、
自分にとって素敵な物件が
比較的安価で流通してる事もあるよ。
って事です。

物件ファンな皆様には
そういう物件の中から
自分なりの価値を見出して
楽しく直しながら暮らしていく
そんな暮らしもまた楽しいかもと
思い巡らせて貰えたら幸いだなぁと。

今世が無理そうなら
来世でも再来世ででもね。