窓辺の小さな机が、私の仕事場。
鳥の声を聴きながら作業をする。

ちいさなワンルームだけど、
住めば都とはよく言ったものだと、
強く思う。トイレとお風呂が別で、
収納がちょうどいいサイズ。

玄関には靴を並べてある。
靴箱を買うのが面倒だったから。

茶色の箱のなかに、水回りと収納が
ぎゅっと収まっている。

前の家を出るとき、不必要なものを
あらかた処分したのだった。

キッチンも過不足なし、と言いたい
ところだけど、

一口コンロなのがいただけない。
きっと、調理家電を買うだろう。
仕事に向かう集中力が切れたら、
凝った料理を作りたくなるから。

窓辺がいいな、と思う。

右二つの窓は開かないけど、
公園に隣接した部屋というのも
人の気配があってよかった。

向こうにベッドを置く。

仕事をしよう、と窓辺の小さな机に
向かう。

作業机がちょこんと用意されていて
BGMは鳥の声、って贅沢な環境。

洗濯物を干すところがなかったから
物干し台を買って置いた。

洗濯物を干しながら公園を眺めて、
ふう、と一息つく。
それが私の日常だ。

日当たりがいい、というのはすごく
気持ちいい、と共用部を見て思う。

そんな共用部を抜けて家の外へと
出てみる。駅から10分以上歩くけど
それも気分転換になるからさ。