物件ファンをご覧のみなさんなら
それぞれ好きなお部屋ポイントを
お持ちのこととは思いますが……。
わたしはやっぱりこれ。アーチに目がない。

神戸元町のいわゆるビッグワンルーム。
ベッドの位置でまずひと迷いする。

奥の窓辺にしようと思ったけれど、
あそこに小さな椅子を置いて飲む紅茶が
おいしそうでついつい悩んでしまう。

右手奥の部分、間取りでは収納と
書かれているけれど、たぶん
ポールだけがあるオープンなやつだ。

いっぽうでこちら側は開けてる。
窓が二方向にあるのがいいですね。

古いお家ならではの模様入りのガラス。
アーチに飛びついてしまいましたが、
こういう窓にも弱いんだよな……。
浮ついたわたしにも優しいお部屋。

あの可愛いアーチの先には
意外にも現実的なキッチンだった。
もし誰かと住んでたら、すりガラスの先から
気配を感じるのが楽しかったりするのかな。

すぐ真後ろは…というと水回りがある。
キッチンが脱衣所のかわりかな。
手洗いはこちらを向いているのに、
鏡はあべこべ知らんぷり。足元には棚。

けれども窓の模様を写してる。
それはなんというか、素敵じゃないの。
そして隣のお風呂の扉を開けると…

一気にふっ飛ばしてくれる、甘美な脚付き。
そうか、アーチの先のキッチンは
前座にすぎなかったのかもしれないな。

トイレだけは玄関側に。
それでも床はかわいくしてくれて、
細かいところまで抜け目ない。

シューズボックスはないけど鏡ならある。
玄関にスツールを置く生活、
一度はやってみたかったんだ。

外観にもかわいいマンションだけど、
こう見えて半世紀選手。まだまだこれから。

いまのところはのびのびと暮らしてます。
あっ、三宮で終電を逃したならば
うちに泊まってくれてもいいよ。