あ、木の小上がりがキュート。
ギャラリー併設のカフェのような趣で
シェアして使う共有リビングなんですね。

アールのかかったまぶしい箱。ここに
女性専用シェアハウスがありました。

同じ場所にいるけど黙って本読んでたり
思い出したかのように話し始めたり。
挨拶はするけど詮索はしないような、
そんな関係でありたいな。

友達とは違う、無言でも大丈夫な距離感。
元々テレビは置かない主義だったのだが…。
同居人が見てるドラマを眺めているうちに
毎週水曜日が楽しみになっていた。

ゆるいリビングを抜けてわたしの巣は三階。
エッシャーの絵みたいな階段を上って。

ベッドとちょっとしたデスクに鏡を置いて。
ホテルの一室みたいな簡素な佇まいも
なかなか様になってる、なんて。

そのままの床では厳しい季節が来ましたね。
秋のうちにラグを見繕おうと思ってたけど
気がつけば11月も終わろうとしている。

とりあえずロフトの奥に詰め込んだ
分厚いニットを出してこよう。ためてた
Amazonの箱もそろそろ捨てなくちゃ。

たやすく両手に収まるくらいの、でも
引きこもるには充分なくらいの大きさ。
がらんとした空間はどうにも落ち着かない。

ものぐさなわたしにとっては
水回りの掃除をしなくていいのが
何気に助かっている。
トイレはちょっと借りるくらいがいい。

お風呂なんて一日に一回なのだから
自分用がある必要ないよね。
お庭が見えるかわいいバスタブ。

朝の洗面所だけはすこし気を使う。
目覚めてすぐは不機嫌な
態度を取ってしまいそうで…。

二人きりでしかできない話をするときは
外を眺めながらこっそりと。
でもここを使うのもいったんおしまいかな

女六人で暮らすのも悪くない。
誰とも会いたくないような日こそ
ちょっと挨拶するだけで
気分が明るくなったりするもんです。