屋上から見える一面の海。
これからの季節の、自分しかいないような
ひんやりとした眺めも大好きなんだよ。

ああ、あそこだ。
いちばん上に柵のついた白い箱。

わかりづらくてごめんなさいね。
スキップフロアですこしずつ上る五層分。
家族で無理せずすごせる3LDK。

あのまぶしい外観があって、
中も期待を裏切らない白の世界。
後ろまでスペースに余裕があっていいね。

目の届く範囲でちょっとずつ上がる。
縦方向に動きがあるって楽しいよ。
この明るさは段差のおかげかな。
見上げたら光のなかで眠っていた。

このさらに上が屋上。

秋のルーフトップカフェは充分楽しんだ。
次にやってみたいのは
橋の向こうからのぼる朝日を眺めること。
寒いほうが感動的な気がして…。

向こうに見えるのは淡路島かな。
ここに住んでみてわかったけれど、
いつも違う顔をしている。

そしてこちらが玄関。
縦に広がるとは言いましたが
まさか下方向にもあるとは。

あれ、窓がある。
半地下くらいのお部屋なのかな。
夫婦の寝室はきっとここ。

玄関の階段をのぼるとまた小部屋。
天井までの窓と細長さがいいバランス。

あ、ここには色がある。あの海みたいな青。
白い造作がよく映えてる。

海のイメージなのだから、
のびのびとしたいもんだ。

洗面所と同じ色で揃えて。
やっぱりこの家には白が合ってる。

なにかあっても我々には屋上がある。
立体的なリビングだってある。
根拠のない自信を信じて生きてる。