もう、その環境だけで
かなり加点されますよね？
目の前、土路ですし！

しかも内装の雰囲気もかなり良い。

駐車場付（利用応相談）の３DK。

繋がり間な作りなので、
残念ながら
独立性はないのですが、
一人か二人で
のびのび暮らしなら
これで良いのかなって。

リフォームに際して
この床のように
ザ！現代的な部分も
幾分ありますが…

キッチン用のラグを敷いたり、
腰高のカウンター的な物を
キッチンの背後に置けば
雰囲気よく仕上げられそう。

そんなDKの奥の間
5畳半洋室がこちら。

漂う残り香からも
間取り図からも、
どうもここのお部屋あたりから
増築された物だろう
…と言う気がします。

この5畳半洋室から
洗面脱衣所を経て
並びの浴室に向かうのですが

洗面脱衣所の天井が
船底天井なのですよね。

で、よく見ると、
先の5畳半洋室も実は船底天井。
やはりここから増築したのかな？
って。

お風呂へのアクセスは
キッチン写真から考えても
元々キッチン横から
お風呂に入ってたのかな
と思います。

で、その当時お風呂の手前は
元々は仕切りがあって
トイレだったのでは？

なのでキッチンは
かなり小さかったのだろうと。

それで
間取り図や
外観写真から考えると
浄化槽を導入するタイミングで
キッチンを大きくし、
トイレを移動させ
脱衣所と寝室を
増築したイメージなのかなぁと。

ちなみに、増築部分が
旧来の建物から少しずれているのは
お湯を沸かす為の
何らか釜か給湯器か何かが
置かれてたからだろうと思います。


そうなると次に気になるのは
最後の広めの洋室、8畳。

ここは船底ではなく通常の天井。

今はここが
寝室になってるのでしょう。

やはり
各所で壁と天井の材木も違う訳で
二段階で増築したのでは？
という気がしてきますね。

一応築年は1967年。
増改築があって然るべき時間は
十分に経ってる。

その間に人の暮らしも
豊かさも持ち物の量も、
人の体の大きさだって
変わってきていますからね。


鎌倉という歴史がある土地で
今もなお人気の観光地であり、
生活の場でもある土地で、
こうやって
成長、歴史、変化のある物件で
かつ、この古めかしさや
良い雰囲気をたたえている物件は
とても良い組み合わせ

お風呂トイレなど、
キッチンも含めて
水回りのリフォームがなされて

暮らしやすさは
現代的な基準なのも良い。

水回りはねー、どうしても
現代的なものが一番楽チンだし。
そういう意味では
とっても嬉しい状態！


という総合的にみて
味もあって歴史もあって
使い勝手よくって
比較的安価でって
なかなか出会えないだろう
良さそうな物件。

恋人と小さなデザイン事務所を
ここで開いて、
一番手前の部屋を職場兼応接室に、
それ以降を居室にして
たまに東京へ出るときは、
駅まで車で送り迎えしてね。

良いな。
紫陽花を見に二人で散歩して。