ものすごい柄の床ですね。
スペインのタイルのような、
いやポーランドの食器のような、

伝統的な文様を思わせつつも、
現代のデザイナーの意志を感じさせる、
ハイパーな世界観となっているようす。

それでいて、造り付けの棚に妙に渋い味。
経年変化して落ち着いた色が堪らないです。
それでいて、トイレがスケスケじゃないか。

そして、シャワールームもスケスケ。
ウォッシャーを内蔵した小さなキッチン。
さらに屋上から眺める東京ミッドタウン。

1973年築のレトロなマンションを、
大胆に周到に無国籍にアップデートして、
それでも不思議に調和のとれた東京らしさ。

床の模様がエネルギーを放つ広い1K。
いったいどんな人がここに住むんだろう？
と思わずにはいられない都市の力がある。

さあて、どうなっちゃうんだろう。
ここで性別も人種も職業もさまざまな
交友関係を築いたら大騒ぎになりそう。
日々を祝祭のように生きてみたい床です。