甘い色の無垢床に室内窓と木の扉があって…
ってあれ、いつのまに理想のお部屋の妄想が
現実になってたの…？

そうそう、こんなふうにきゅっと
目的をわけて使えそうな間取りでさ…

幸せな素材の組み合わせ。
上のほうでちょっと斜めになってる
コンクリートの壁も、明るい窓も
床の切り替えも、ぜんぶに見とれてしまう。

お部屋になじむ温かいアイボリー。
無機質に見えてもおかしくないのにな。
作業するスペースは広々で、うれしい。

ここに豆電球を組み合わせるなんて
そんな素敵なこと思いつく…？
いけない、完全に圧倒されてます。

なかなか築46年には見えませんが、
このコンクリートの古さは
当時の面影だったりするのかな。

そしてやっぱり、この並び。
こちら側に空いた室内窓が、
わたしを呼んでいるみたいだ…。

招かれた先は白い壁なんです。
リビングとは少し違った、
けれどもゆったりと落ち着けそうな温度感。
こんなところで目覚められたら、幸せ。

それで、眠い目でベランダの扉を開けると
抜けてる眺望が広がるなんて、
まさに理想の朝すぎるんですが…。

この部分に肘をかけて遠くを見つめたいな。
つるんときれいにされたベランダ。
外装まで改装したんでしょうね。

この風景に物干し竿は似合わない。
…ということで仕舞えるレール付き。
洗濯物はここにかけましょう。

洗面までかわいいのか…！
白タイルにレトロなハンドル。
金色はたぶんここだけ。
黒枠の鏡も締まってる。

お風呂はつるつるに綺麗で
普通に使いやすくて…！

シンプルだけど棚がついてて
不便に感じることはなさそうですよね。

玄関が土間仕様なのもうれしい。
もう、わたしが欲しいもの全部入ってる。
絵に描いたような理想の家。

このギャップもたまらない。
わたしは知ってる。この渋いマンションに
あのかわいい部屋があるということを…。

こんなに素敵な空間、
本当に借りられていいのでしょうか。
なにか夢でも見てるみたいだ。