都会の片隅に、ひとり分の、
地味なパラダイスを借りたいです。
お家賃はそんなにしなくて、地味だけど、
暮らしやすくて働きやすいところで。

ということで、
南東向きのルーフバルコニーなんて、
こっそり高評価しちゃう訳なんです。

天高くお休みの日にビールなんて、
好きなだけの植物を愛でられるなんて、
最高やろ、とほくそ笑んでしまう訳です。

それでいて、一歩中へ入ると、
障子と畳だったりする訳です。これこれ。
もうね、妥協してあえての和室なのか、
最初から和室が好きなのか、思い出せない。

いや、和室じゃなかったら、
こんなにドキドキしてないと思うから、
やっぱり今はむしろ和室なんだと思う。

味の沁みかた、とてもよい。
おでんみたいだけど。

間取り図を見てみると、
ルーフバルコニーの楽園ぶりが伝わる。
そして、バス・トイレ別なんですよ。

キッチンもこれならOKでしょう。

1969年築でも、きれいになっている。
洗濯機の排水はお風呂場になるそう。
気になるところがあるのも、かわいい。

日当たりのいいベンチにぽつん。
まるで広い広い縁側みたいだ。ここなら、
どんな感情にもじっくりひたれるだろう。
布団をふかふかにして畳で眠ろう。