「いい物件に出会ったから」という理由で
縁もゆかりもないところに引っ越すところを
写真を見ながら妄想する。

駅からバスで22分ですって。近くに
電車がない暮らしってどんな感じかしら。
車に乗ることが増えるだろうな。

わからないけど、この家なら
毎日のびのびと暮らせる気がする。

高いところまで窓があって
家にいても外みたい。
ふぅ、IT系のお仕事で良かったな…。

食事は地元で取れた野菜を
焼いたり蒸したり、素材の味を楽しむ。
細長い窓からの光も、まぶしい。

そして、美しい農村の風景を眺めながら
わいわいごはん。遠くに山まで見えるね。
お米、裏で取れたやつかな。

大きな窓があって、格子の先に外。
あれはもしや、サンルームというやつ？

内と外とが緩く繋がる、遊びの場でした。
わかる。飼いたいよね。わんこ。
うん、今の家だとペット飼えないからね。

ここでちょっと一息、間取りを確認。
リビングだけで圧倒されていたけれど
これはまだまだ妄想しがいがありますね。

ああ、私ここが一番気に入った。
リビングに面した細長いワークスペース、
ずっと憧れてたやつなんだよ…。
それも疲れたら外が眺められるやつで…。

奥の部屋もさすがに広い。
天井も高くてなんだかホールみたい。
踊ったり、ヨガしてみたり…。

ああ、まだ驚かせてくれる。
天国みたいな、二階への階段を登ると…

潔く、11.6帖が一室だけ。
ああもうすごすぎて妄想の引き出しが
足りなくなってきたよ…。
ここで何してたらいいんだ…。

お部屋は一室しかないけどトイレはあります。
シャーベットカラーでひんやりと。

もう充分に驚いたけど、まだまだまだ！
見えづらいけどよく見て、右の棚。
銭湯みたいな一面の脱衣カゴ！
これだけでお風呂屋さんごっこできますね。

もちろんお風呂自体も気持ちいい。
のびのびできる、大きな浴槽。

もちろん一階にもありますよ。
こちらは甘い香りの壁紙。

ふう、妄想してたはずなのに、
家の良さにすっかりやられてしまった…。
スキー場みたいなシューズケースを
わたしは使い切れるのか…。

あら、大阪まで車で一時間ちょっとなのね。
都会と行ったり来たりする姿が浮かんだ。
妄想から始まったけど、心が揺れてる…。