暑さが心配な八月の引っ越しだったけれど、
真夏のピークは去っていたようでよかった。
新しい街の風景をすこし散歩して
飽きたら荷解きの続きをしようか。

…もうすぐ、子どもが生まれるので。
泣いて笑った二人の1LDKを離れるのは
そりゃあとても寂しかったけど…

新しい家でもたくさんゆっくりしたい。
甲子園見ながらわーわー言ったり、
ブランケットをかぶって読書だってしたい。

ひんやりとした白で、でも寂しくなくて。
ここだけにしかない空気感が確かにある。
二人でいられるのはあと少しだから
思う存分ダメになっていよう。

いずれは家族でリビングに集まって
作業するスタディスペースにしたいねって
話してたけどしばらくは二人の仕事場所。

お風呂に入れるイメトレを始めたけれど、
きっと、てんやわんやで
イメージどおりにはいかないのでしょう。

いや、先に沐浴なのかな。
洗面台に専用のシートを敷いて。
どうしよう、はやくも緊張してきました。

子どもを育てるためのアイテムで
ちょっとずつ埋まっていくのがうれしい。
まだまだがらんどうの子供部屋。

わたしが生まれたのが平成元年だから
もう少し遅ければ子どもも元年だったのに！
なんて、思ったりもするけどね。

まだまだ物が少ないリビングを見て、子どもが待ち遠しいような、でももっと二人でいたいような、そんなあまのじゃくな気分になりました。