きれいだなって眺めてしまいます。
どこに家具を置くとか、暮らし方を考えるのもいいけれど、時にはただ見るという楽しみ方もいいですよね。

壁一面の窓が光輝いて、
レースのカーテンが透ける光景。
ここを設計した方は、きっと頭の中でこの風景を思い描いたって事ですよね。
すごい。

主張はしないけど存在感のある階段は、

淡いブルーの世界を登るようにしようって、いつ決めたんだろう。

そして上にはちゃんと別の展開が待っているというのが良いのです。
ほんのりと透けた、静かで大胆な仕掛け。

おそるおそる、そろっと開けてみます。

そこには堂々としたサニタリーの姿がありました。この自然光の中で、鏡に映る自分はどんなだろう。

トイレの上に小窓を発見して、外と繋がっている事に少し安心したり。だってなんだか別の空間にいるみたいだから。

でも何日かシャワーを浴びれば、そのうち慣れるのでしょう。不思議なものです。

上下に分かれた長方形の2部屋。
玄関はキッチンの奥にあります。

扉はぼんやりとした乳白色。
何かが始まりそうな予感。

ここにあるのは美しさ。
暑い夏にぴったりの物件鑑賞です。