ここで一つ、コンパクトなお部屋で暮らしを操縦するという発想を広げてみたい。
広さは9.80㎡。部屋の中心にいながら、洗濯機にもキッチンにも手が届きそう、いや、一歩前に出れば届く。

狭さを払拭するように、玄関から乗り込むと足元にはゆとりが。
小さいお部屋だからといって、入り口も小さくしてしまっては動きづらい。

入った瞬間に見えるお部屋の全貌。
サニタリー空間の特別感、物件ファン風に言えばここも「スケスケ」物件だけど、その中でもかっこいいハレンチ。

水を流すのはレバーじゃなくてボタン。
指一本で水を流すという操縦感。タンクレスで見た目も美しい。

ここで際立つのがゴールドの洗面ボウル。
歯ブラシが転がっていても絵になっちゃう。浴槽からも手が届く距離。

体を洗いながらお部屋に目をやると、
お風呂から上がったら洗濯機回して、お湯を沸かしてなんてイメージ。頭の中ではもう鍋に手が伸びている。

もうこの距離ならお風呂に入りながら料理できるんじゃ、ってよぎるけど、よぎるだけ。焦らず行こう。

天井から下がる服を眺めて、明日の服を決めたら右側に寄せておく。

窓に向かって座るこの景色が、一番操縦席っぽい。頭上のライトの位置はここに合わせて調整してある。飲み終わったコップは、後ろのキッチンへと手を伸ばせばいい。

だからなかなか住み心地よさそうじゃない？
お部屋の全てに手が届く距離。
ミニマルな暮らしに興味のある方、ぜひ。