この部屋は一日中いられる。
半円の窓辺で物思いに耽ける。

東西にバルコニーのあるメゾネット。
上階のあの部屋は、９帖もあって広い。
ベッドはもちろん、デスクも置ける。

窓辺の書き物机で、仕事にかかる。
なんてこと、やってみたいものです。
そうさね、この雰囲気なら、翻訳家。

机上は、辞書や資料で散らかっていて。
時々、ベッドにもぐりこんで、お昼寝。
バルコニーへでて、煙草も吸うかもね。

お散歩がてら、下の階におりてくる。
紐で吊ったような階段がお気に入り。

キッチンには、青が配されて。
こういう雰囲気に、いい訳が浮かぶ。
気分転換に目玉焼きとか、作りそう。

ちょっとちょっと、こっちもかわいい。
ヴェネチアンガラスのタイルの水回り。

バルコニーの手摺りまでかわいい。
外国での生活を思い出す、この雰囲気。

なんとなく翻訳家の家かと思ったけど、
まんざら間違ってもなさそう、というか、
こんな家に住んでいて欲しい気がする…。
外国文学が好きな私の、あくまで空想。