部屋の片隅にお舟があって、
しかもそれが一人乗り、というのがいい。

最上階のメゾネットなんだ。
ということはつまり、
このお風呂はマンションの一番上。

このこぢんまり感、
なぜだかちょっと可笑しいな。
自分が浸かってる姿だとか、
そんなことを想像しちゃうからかなあ。

でもそこが可愛らしくて。
カタチ好きとしては、うれしい丸み。
いい香りのアロマキャンドル置いて、
うっとりとした夜を過ごしたいよ。

横のお部屋は洋服をたくさん吊るして
衣装室兼、寝室にしようかな。
お風呂に入って着飾って、きれいになる。

お風呂の先にはバルコニーなんですけど…。
えっ、なにこれ。シャワーがついてる？
掃除用でもないしなあ、いやはや、
外で汗をかけということなのか…。

まあまあ、気を取り直して。
まだまだすごいから。例えばこの階段とか。

お見事すぎるカーブでしょう。
よく見ると一段一段が壁から飛び出てて
それぞれが独立している。
階段下が玄関土間というのもいいし。

最後の一段までエレガント。
あのお風呂に惚れちゃう人なら、
この物質感も好きだよね…？

朝起きて降りたらこんな風景が待ってる。
窓際に小さなテーブルと椅子を置いて
そこで読書もするし朝食もする。

天気によっていろんな顔を見せてくれるね。
今日は穏やかにほほえんでる。

ああそうか、ここで食事でもいいんだな。
キッチンの前にもありました。

洗面ボウルもぽってり。
このゆるいカーブ、わかっていますね。

トイレにまで丸みが…！
と思ったけど、これは普通かもしれない。

この部屋が造幣局の近にあるという
場所とのぴったり感も好きだったりする。
ゆったりとした川沿いの風景と
優雅なお風呂の時間とが
とってもしっくりくるんだもの。