家を建てる。
家を買う。
その時に諦めるものって
何でしょうね。

どうしても諦められないものだけ
家に残るなら、
そのほとんどが憧れや夢よりも、
必要性を基準に
残されるようになるのかなって。

うん、
本当のところ、現実的に
そうかもしれません。

でも、夢も憧れも、
幸せの為に必要なものだと思うのです。

だから、『夢のマイホーム』の幾らかは
やはり夢でできてて欲しいのです。

それが書斎だったり、アトリエだったり、
広い居間だったり、
アイランドキッチンだったり。
そこは人それぞれでしょう。

この雰囲気のある玄関が夢かもしれません。

コレクションの作品をちょっと飾れる
自分専用のギャラリーが夢かもしれません。

窓の外に緑の見える
光さす書斎が夢かもしれません。

壁には一面の本棚とか、ね？

天高の高い落ち着いた雰囲気の
LDKが夢かもしれません。

それら全てが夢だったりするかもしれません。

それらと現実を
うまく折り合いをつけてくれる
魔法使いのような人こそ
建築家という職業なのかもしれません。

自分の為の魔法でなくっても
他の誰かの為の
魔法だったのかもしれませんが
こんな素敵な魔法なら
進んでかかってみるのも
手かもしれませんね。