しれっとスケて、しれっとむき出しています、
お風呂やトイレ、そしてキッチンも。

…あ、
キッチンはむき出してもいいのか？

もう、何が一般的で、
どこからがそうじゃない世界なのか、
わからなくなるワンダーランドが
ここに広がっています。

まず、間取り図が読み込めない。
というか、読込に自信が持てない。

間取り図を見初めてかれこれ幾年月…。
昨日今日業界入りそたであろう
そこからの不動産屋さんよりは
間取り図の読込能力には
ちょっとした自信が…ありました。

ええ、この物件に出会うまでは。


室内の全容を説明するには
まず外観から
説明せねばならないかな？
となるのが
この物件のすごいところ。

ひとまずよく見てみてください。

え？どこから入るの？となりますよね。
一階にある大きな引き戸のドアガラス。

大きいと言っても、
正方形的な、
という注釈付きで大きい訳で、
とめられている自転車と比べてもらえば、
そのサイズ感が伝わるかと思うのですが、
このドアガラスが
「共用部の玄関」だという
想定しつつも驚きの事実。

この時点でもう
やられたなー！感ありあり。
そして二階三階の建物の入り口も
高さおかしくない？という感じ。
むーん。

ちなみに
このお部屋は四階部分。
一階二階はオーナーでもある
建築家さんの事務所。
最上階がそのオーナーズルーム。

もちろんエレベーターは有って、
セキュリティ付。

そんなエレベーターから
四階のこの物件に降りると土間。

それも半段高くなってる土間。
この土間の向かい側に階段からの玄関が。

そう、あの窓です。
外階段に面した窓が扉。

あそこから入って来れます。
なので、この土間は
こう見えて玄関土間。

玄関周囲にある隙間スペースを
如何に上手く使いこなすか？が
この部屋を使いこなす
一つ目のキーポイントかも。
いやまぁでも、
物件ファンファンな皆さまなら
クリアできるところかな。

二つ目の鍵は、
玄関スペースから
室内に進むとすぐにあるこのお風呂。

むき出しのお風呂。
カーテンレールはあるので安心。
うん、一人暮らしならね。

でも実際問題、
一人暮らしにはもったいないかなー
という物件なので、その辺りは
上手くやってもらえると幸いです。

というお風呂を越えると
キッチン。

ダイニングテーブル的にも使えそうな
方形のデザイン。
収納に構造を取り込むというアイデア。
よく見るとお風呂横にも構造。

そのキッチンの向こうに
リビングダイニング。

その上に広がるロフトもやはり
一筋縄でいかないデザイン。

大人二人が横になれるサイズ感だって。
やはり二人暮らしですかね？

スケスケトイレとむき出しお風呂と

突き抜けたデザインのこのお部屋。

到底一筋縄でいくはずないですが、
スケスケでむき出しな分、
心にダイレクトに響くのも間違いない。

住みながらお部屋と対話しながら
暮らしを作っていける方に
住んでもらいたい物件です。