ゆるくつながった広い空間を、
自由に仕切りながら生活する、
なんてこといいますけれど、
ここはすべて厚手のカーテン。

まさにカーテンの森での生活。
というわけです。ふしぎな光景。

ほらほら、個室だって作れちゃう。
なんだか、秘密めいた感じですが。

天井や壁の、鉛色もあいまって、
ちょっと厳粛な雰囲気もあって。

古くからある学校の寄宿舎とか、
昔のヨーロッパの軍隊の駐屯地。
なんて、そんな空想をしました。

こういう迷路みたいな、
舞台みたいな感じ。好きな人いる。

なるほど、2LDKでした。
クローゼットをはさんで、2部屋。
というか、カーテンで仕切られた、
いくつかの空間。おもしろい。

リビングと向こうの洋室の間には、
カーテンはないようですね。ふむ。
（なぜか夢の中みたいな一枚…）

あそこを塞いでしまったら、
ほんとうに何処にいるのか、
分からなくなるのかもしれない…。
（家の中で迷いたい方はぜひ）

あ、キッチンちゃんとある。
よかった…。なぜかほっとした。
しかも、けっこう広そうですよ。

うんうん、３口ガスコンロ。
水回りが見えると生活らしくなる。
カーテンの森の向こうでお料理。

玄関あがってすぐの洗面台も、
鏡が大きくてかっこいいです。
トイレの隣で使いやすそうだ。

うん、居室と同じ木目の床に、

こっちは小さいながらもきれい。
これなら安心して迷いこめそう、
カーテンの森の中へ…。

なんていいつつ、
すべて開け放ってしまえば、
春風が通りぬけていく広い場所。
カーテンって、好きだなあ。