ああ、この素朴な空気。
なぜかノスタルジック。
なぜか古本屋さんみたいで、
土曜日の昼下がりにふさわしい。

大きな丸い鏡にのんびりする、
キッチンと向かい合う洗面台。
チェリー床のダイニングから、
東の和室の日だまりを眺める。

四角い畳がモダンな部屋。
けれども、ぴかぴかにした、
という印象ではけっしてない。
昭和53年築の残り香がただよう。

子供の声を聞きながら読書。
神社の境内を望めるなんて。
なんだろう、レトロというよりも
時間を巻き戻すようなこのお部屋。

なぜかノスタルジー。
そして向こうに洋室がありました。
間取りも不思議な気分にさせます。

ふむふむ、ダイニングを挟んで
二つお部屋がある2DKなんですね。
西の洋室をオープンにすれば、
広いリビングのようにつかえる。

古いアパート暮らしのようでいて
書斎に寝室に、とつかい分けたら
けっこうおもしろく過ごせそう…。

家で仕事をするにもいいですね。

脚の細いアイアンフレームの
キッチンがここのポイントで。
天板がコンクリートめいた風合い。

かわいいなあ…。
お湯を沸かして、紅茶を入れて、
お皿のクッキーをつまみながら、
せっせと書き物にいそしむ…。

そんな室内風景が浮かびました。

時々息抜きにレコードをかけて、
境内を眺めながらごろごろする。
蒲田という立地もいいですよね。