建築士と綿密なやりとりをして リノベーションしたという、 私的なギャラリー兼住まいの マンションをお譲りしたい、 とのメールをいただきました。

私ども物件ファンには、時に、 こんなお便りが寄せられます。 ご興味を惹かれた方は、末尾の メールアドレスへご連絡ください。

さて、さっそくギャラリーを 拝見しますと、たしかにいい空気。 オーナーのコレクションには、 古道具を中心に骨董品や現代陶芸、 現代アートもあるそうです。

自然が偶発的に生み出した美、 というのがテーマなんですね。 写真だけでも伝わってくるよう…。

空間の使い途で、間取りを 塗り分けてみると、こんな風。 なるほど、美術品を囲むように 生活と仕事のスペースがあって。 Airbnbというのは…？

ああ、玄関近くにある客間を 民泊に活用し、寝泊まりしつつ コレクションを楽しんでもらう、 そういう趣向もあるんですね。

この什器の隙間から、住まいの スペースへつながっている様子。 麻布と半透明板でシーンが移ろう。

ここがダイニングですね、 たしかにギャラリーというより、 大好きなものに囲まれて生活したい という想いからこの形になった。

よく見ると、ギャラリー空間の モルタル床は、一段下げてあって。 これも鑑賞と生活の共存のための ひとつの工夫なんだと思います。

いかがでしょう？ 私的な美に溢れた物件。 可能であれば、この家をそのまま 使ってくださる方が望ましいそう。

やはりアートは撤去されますが、 オーナーさんとの交渉で、一部、 購入することもできるそうです。