このロフトでのんびりぼんやり、
次の昼寝を待ってる。
今日は寒いし、出かける用事もない。
じゃあ、ここにいよう。
昨日もそんな感じだったな。

吹き抜けのあるロフト付ワンルーム。
なんだか独特だなあ、って思って、
気づいたらこの部屋を契約していた、
そういう雰囲気。

この佇まいから、
なんだかどきどきしていたんだ。
これが日常になるの、いいなって。

入ってすぐの玄関は狭いけど、
それも愛らしい。

螺旋階段を、登って登って。

上から下を見たときに、この照明が
素敵だなって思うんだ。
一つ一つが自分に寄り添ってることを
確かめるように暮らせるなあ、って。

天井、このぐらい低くてもいい。

向こう側はキッチンと洗濯機。
レトロフューチャーって、
こういうのを言うのかな。

小さめのキッチンでは、
料理らしい料理はしない。

こういう丸いシンクは、
大昔になにかの雑誌で見て以来
憧れてたから嬉しかったな。

キッチンから向こうを眺めると、
トイレが丸見えなんだよね。

見えてるトイレの他に、
ここには洗面台と湯船があるんだ。

ここに入って、窓の外を眺めるの、
最初は恥ずかしかったけど
今はお気に入りの時間になったよ。
真夜中、湯船から外を見るのが
好きになったのはこの部屋のおかげ。

階段の下には収納がある。

ここには日用品を入れてある。
トイレとお風呂の近くだし、
リビングにも面してるし。

さて、家電もデザインの一部なのね。
ここが君の指定席。

私の指定席も見に行こう。

へろっへろだけど、このロフトに
上がっちゃえばもう平気。

安らぎ空間で部屋着になって、
ぼんやりぼんやり、する。
人の形をして頑張っていたものが、
どろどろと溶けていく気がする。

冬の寒い日なんかは、
あの天窓から入る光を眺めたりする。

やっぱり、この景色が好きだなあ。
照明も好きだけど、
曖昧に白い内装もいいと思う。

このシーリングファンを眺めて、
ぼんやりする姿。
きっと他人には見せられない。

植え込みの花がまた咲く頃、
ここに越してきた頃のことを
思い出すんだろうなあ。