飾り気のない内装なのになんだかワクワクした気持ちになるのは、小さいころ、建て途中の実家にもぐりこんで遊んだ木の香りを思い出したからかもしれません。

間取りで見ると、ミニマムな一人暮らし用のお部屋。でも…

壁の木目こそ、この部屋の魅力！ そこに丸い電球が、居心地のいい秘密基地気分を盛り上げてくれるのです。

よーく見てください、この木目。 人っぽい木目を見つけては名前をつける遊び、やりませんでしたか？ （私はやってました。） 思い出す、あの香りとワクワク。

ああっ、天井も…！ 眠れない日にじっと見ちゃうやつです。 これも子供のころ見た風景。

むき出しのシルバーの配管も 手作りの秘密基地のようで楽しい…！

シルバーのキッチンにはステンレス製の道具をいっぱいぶら下げて、あえてごちゃっと、工房っぽくしたい。

コンロもシンクも2つあります。 洗面台がないので、左はごはん用、右は歯みがき用、なんて独自のルールが生まれそう。電球の光がシンクにピカッと反射して、夜はきっといい具合です。

ちょこんとある小窓からは、紅葉が見えています。季節感を感じられる控えめな窓、いいなあ。

これだけのスペースだって、愛で方によっては小さい庭と言えるのでは。

そして、床はツヤっと美しい色！ 暗めの色合いが、この落ち着く感じの秘密なんだと思います。

おそろいの引き戸たちは、

収納とバス、トイレ！たっぷりの収納は隠れ家に必須ですからね。

お風呂は暖房、浴室乾燥機つき。 冬ごもりもあったかくて安心だ！

このあたりもなんだか好きです。

「ここ、うちの制御室ね」と言いはりたい。小規模だけど。

ところどころにある落ち着く要素は、友達を呼んだら居心地が良すぎちゃうんじゃないかな。その際は、木目から顔を探す遊びを一緒にやることをオススメします。