見た瞬間にハッと黙ってしまう
ぐんにゃり具合。
コンクリートという無機的な素材で
有機的な線を作る
そのアンバランスさがたまらない。
いったいどんなぐにゃぐにゃした
部屋が出てくるんだ…？

だってエントランスこれですよ。
ファサードの曲線は
近くで見てもいいね。
美術館みたいだ。

ってあれ、
思ったよりも四角いじゃん…。

こっちの面も四角い…。
そして、そんなことより
これシャワーだよね！？
初めてのお泊まりのときに
こんなだったらどうしよう！？
なんて変な心配しちゃった…。

よく見ると、
カーテンつけるところがあった。
はー、よかった。
恋する乙女のきもちになっちゃった。

なるほど。
外から見るとぐにゃぐにゃだけど、
中は四角くて
使い勝手のよいビッグワンルーム。
曲線は大好きだけど、
実際にベッドの配置を考えていくと
こっちのが都合がいいもんね。

真っ白で、部屋から見えちゃう
スケスケなお風呂と、

必要最低限のシンプルな洗面台は、
ゆるく仕切ってあえて見せることで
部屋を広く見せることができると。

うんうん、いいね。
ビッグワンルーム、18帖。
あんまり間仕切りとかは置かず、
ゆるくゾーニングしたいな。
よく見ると玄関の部分に段差がない。
広い部屋をより広く
見せる工夫がたくさんある。

かなり大きめのクローゼットは
オープンにしてあるし。

キッチンはコンパクトだけど
ちゃんとふたくちだし。

真っ白なんだけど、
ところどころに木が使われてて、
無機質になりすぎないのがにくい。
コンクリートだけどぐにゃぐにゃ。
真っ白だけどあたたかい。
外観と部屋が共鳴してる。

トイレは期待通りの真っ白。
ここはこうでなくちゃ。

そしてベランダは
しっかりとしたぐんにゃり感！
うんうん、こういう不安定なものは
ベランダにあるくらいの
距離感がちょうどいいよね。

インパクトのある外観ながら、
お部屋は使いやすいとか、
コンクリートや白を基調にしつつ、
要所要所で木を使うセンスとか、
建物として攻めつつも
住む人のことをしっかりと
考えてくれてるお部屋。

駒川商店街の近くっていう
下町具合もいいなあ。

近鉄線で天王寺まですぐだし、
少し歩くけど谷町線の駅があるのも
またうれしい。
ふだんは都会で働きつつ、
下町でぐんにゃりしていこう。