スーパーの上に数戸だけという希少さ、そして活気ある場所がすぐ側にある事で、人の目線が届きにくいこの部屋。多くの人が知っていながら、同時に知られていない。そんな曖昧さに惹かれて。

住宅街に位置しているスーパーには、人が途切れず訪れている事でしょう。この角度からだと、上が住宅になっているとはなかなか想像しづらい。

大きなマンションだと1階がコンビニ、とかありますけど、この物件は3階建てだそう。裏から見ても、倉庫のような出て立ちです。

このバックヤード感溢れる場所が実はマンションの入り口。商品の在庫が積まれている横を、従業員の顔をして抜けて行きます。

スーパーの上にこんな空間があるという驚き。ぱっと見、右側に大きなお部屋が3つあると思いきや、一番広いのはルーフバルコニーなんです。

静寂の中に、遠くの人の声が少し混じっては消える。バルコニーの手前にある2部屋は、可動式の引き戸を開け放つとワンルームになります。

写真は退去後の清掃前との事で、少々の残留物と共に、前に住んでいた人や荷物がいなくなったという哀愁みたいなものまで写っているような。

ここは引き戸を閉めればリビングと作業場を分けたり、寝室としても使えますね。どちらもバルコニーに面しているので採光は十分そう。

ダイナミックな洋室とは裏腹に、小さな和室があるという嬉しさ。やっぱり落ち着く。

玄関やサニタリーもゆとりのある造りで、もはやマンションぽくないです。特にこの玄関なんて戸建てみたいだ。

お風呂は広すぎて浴槽のサイズ感が測れませんが、思ってるより小さくないのかも。ソーダみたいな青色。

キッチンスペースも2面採光でこの広さ。大きな食器棚も置けそうです。普段の食事はここで済ませるだろうけど、時にはお盆にご飯を乗せて、リビングやバルコニーで楽しむのもいいですね。

22帖のルーフバルコニーは見晴らしも良く、贅沢そのもの。ここが自分専用のバルコニーになるだなんて、想像がつきますか。

3階建てなのにここまで眺望が抜けているのは、周りが低層の住宅街だからだそう。こんな風に青空を近くに感じれる場所、なかなかありませんよね。

知る人ぞ知る？なスーパーの上の特別なお部屋。このシチュエーションを気に入った方に、是非とも住んで欲しい。