もてあまし気味なサイズのLDK。
この物件は現在は募集終了している可能性が高いです。過去物件のアーカイブとしてお楽しみ下さい。
私一人だといつももてあましてしまい気味のこのLDK。
その片隅が私の職場だ。
掃き出し窓の前に、比較的小さな折りたたみ式のデスクと、
それに似つかわしくない(と私は思っている)
レーシングカーの運転手が座るシートのようなチェアを
LDKの一番奥に置いている。
相棒は白いMacBook。いや白かった、と言った方がいいかもしれない。
大学の卒論の時期に彼に勧められて買ってから、ずっと使ってる。
そんな彼が大学卒業後に
売れない絵描きと言う職業を経由して
デザインのアルバイトをしているなと思ったら、
次はスタートアップだかベンチャーだか
アルバイト仲間と会社を起こしたのをきっかけに
私たちの生活は随分変わった。
ちょっと前までは
今のこの寝室と付随してるオープンなWICを足したくらいの
普通のワンルームに二人で住んでた。
収納は今のこのくらいはあったかな。
今の収納の方が整理しやすくって便利だけどね。
私が自宅仕事なこともあり、
すれ違い、と言うほどのことはまだ起こっていないけれども、
売れない絵描きだった彼と社長と言う肩書きの彼とを比べると、
一緒の時間は減って来てる。
毎週のように行ってた
のんべい横丁やオルガンバーへもしばらく行けていない。
それでも彼がもっと仕事に時間を割きたいと言うので、
会社から歩ける距離にと、二人で引っ越して来たのがここ。
正直驚いた。
しっかりとおしゃれで緑の多いエントランスまでのアプローチや、
共有部分のアンティークな美しさとデザインされた部分に惚れたとか、
ゆったりしたデザインがさすがだとか
もっともらしい事を言ってはいたし、私もとても気に入っているが、
決め手はこの私が一人ではもてあまし気味のLDKだったそうだ。
おかげで
社員の方や、友人たちを招いての食事会や、
社員のみなさんと飲んだ帰りの二次会が我が家で増えた。
というより、それも考えてのこのお部屋らしい。
彼はアルバイト時代に有名レストランで働いてた事もあって
とても料理が上手だし料理するのが好きなのだけど
皆を招く時はいつも私をたててくれる。
「彼女の料理は旨いだろう?」と言ってくれる彼の言葉はこそばゆい。
そんな彼が常備菜を作ってくれている間は、
このカウンターが私の職場にもなる。
少し頑張るとすぐに体調を壊してしまう私のために、
どんなに喧嘩した時でも、どんなに忙しい時でも、
彼がいつも5種類位の常備菜を作ってくれている。
「俺が食べたいものを作り置きしてるだけだ」って彼は言うけど、
それでもいつも私の好物が必ずタッパーを埋めてる。
彼が苦手なはずの酢の物も最近増えた。
テレビでの健康特集の影響だろう。
料理だなには日本全国から体に良いという調味料で満たされている。
ちなみに、私的なお気に入りは
大きなお風呂!
タンクレストイレ!
これだけはもうレベルを下げたくない。
息を止めて湯船に沈むのが子供のころから好きなんだけど、
彼にも言った事はない。きっとバカにされるって思うから。
あと気に入ってるのは大きい収納以外にも色々な所にある収納。
猫扉もついてるし彼がいつか言ってた猫でも飼おうかしらね。
でも、猫飼うのは寂しがってるみたいで…そこがちょっと気にはなる。
確かに寂しくはあるし、急な来客が多いと私の仕事が中断する事もある。
彼もそこを気にもしてくれているのもわかる。
でも大丈夫。
彼が作り置きしてくれる常備菜が
私にいつも自信を与えてくれるから。
明日はきっとカウンターで仕事をする日。
その片隅が私の職場だ。
掃き出し窓の前に、比較的小さな折りたたみ式のデスクと、
それに似つかわしくない(と私は思っている)
レーシングカーの運転手が座るシートのようなチェアを
LDKの一番奥に置いている。
相棒は白いMacBook。いや白かった、と言った方がいいかもしれない。
大学の卒論の時期に彼に勧められて買ってから、ずっと使ってる。
そんな彼が大学卒業後に
売れない絵描きと言う職業を経由して
デザインのアルバイトをしているなと思ったら、
次はスタートアップだかベンチャーだか
アルバイト仲間と会社を起こしたのをきっかけに
私たちの生活は随分変わった。
ちょっと前までは
今のこの寝室と付随してるオープンなWICを足したくらいの
普通のワンルームに二人で住んでた。
収納は今のこのくらいはあったかな。
今の収納の方が整理しやすくって便利だけどね。
私が自宅仕事なこともあり、
すれ違い、と言うほどのことはまだ起こっていないけれども、
売れない絵描きだった彼と社長と言う肩書きの彼とを比べると、
一緒の時間は減って来てる。
毎週のように行ってた
のんべい横丁やオルガンバーへもしばらく行けていない。
それでも彼がもっと仕事に時間を割きたいと言うので、
会社から歩ける距離にと、二人で引っ越して来たのがここ。
正直驚いた。
しっかりとおしゃれで緑の多いエントランスまでのアプローチや、
共有部分のアンティークな美しさとデザインされた部分に惚れたとか、
ゆったりしたデザインがさすがだとか
もっともらしい事を言ってはいたし、私もとても気に入っているが、
決め手はこの私が一人ではもてあまし気味のLDKだったそうだ。
おかげで
社員の方や、友人たちを招いての食事会や、
社員のみなさんと飲んだ帰りの二次会が我が家で増えた。
というより、それも考えてのこのお部屋らしい。
彼はアルバイト時代に有名レストランで働いてた事もあって
とても料理が上手だし料理するのが好きなのだけど
皆を招く時はいつも私をたててくれる。
「彼女の料理は旨いだろう?」と言ってくれる彼の言葉はこそばゆい。
そんな彼が常備菜を作ってくれている間は、
このカウンターが私の職場にもなる。
少し頑張るとすぐに体調を壊してしまう私のために、
どんなに喧嘩した時でも、どんなに忙しい時でも、
彼がいつも5種類位の常備菜を作ってくれている。
「俺が食べたいものを作り置きしてるだけだ」って彼は言うけど、
それでもいつも私の好物が必ずタッパーを埋めてる。
彼が苦手なはずの酢の物も最近増えた。
テレビでの健康特集の影響だろう。
料理だなには日本全国から体に良いという調味料で満たされている。
ちなみに、私的なお気に入りは
大きなお風呂!
タンクレストイレ!
これだけはもうレベルを下げたくない。
息を止めて湯船に沈むのが子供のころから好きなんだけど、
彼にも言った事はない。きっとバカにされるって思うから。
あと気に入ってるのは大きい収納以外にも色々な所にある収納。
猫扉もついてるし彼がいつか言ってた猫でも飼おうかしらね。
でも、猫飼うのは寂しがってるみたいで…そこがちょっと気にはなる。
確かに寂しくはあるし、急な来客が多いと私の仕事が中断する事もある。
彼もそこを気にもしてくれているのもわかる。
でも大丈夫。
彼が作り置きしてくれる常備菜が
私にいつも自信を与えてくれるから。
明日はきっとカウンターで仕事をする日。