階段が、室内にあるだけでもちょっとしたアクセントというか…
ちょっとしたチャームポイントだったりするのですが、
今回のこのLDKに大階段という存在はもう…大注目点！ですね！

間取り図も見たことのないような感じになっています。

そしてよく見ると
上り下りする用の階段と、座る用の階段と、
段差が２種類あるのですよね。

この階段に座って花火大会や、美しい海を眺めるのでしょうか…

そう考えると、
一般家庭に用いられる階段は移動用という概念を超えている！？
屋外のコンサート会場や古くはコロッセオ的な観賞用の階段！？？？
その観賞用の階段を
室内にこれだけダイナミックに持って来るとは…大胆！
（しかし何故天井を下げているのでしょうね？）

そしておかげで階段の下、地下一階に当たる和室と
階段の関係性も未だ見たことないものになってた！

障子の向こうが段々。すごい。

この物件のすごいところは他にもいくつかあって、
まずそもそもこの物件が崖に建っている
私たちが言うところの「崖ん築」というもの。

そして、建物が下に下に下がっていくスタイルなので、
3層の建物のはずなのに、外観がこれ。

そう、2階だけがむき出しになっていて、
1階も、この苔むす庭の下に…。

特に表道路から建物を見ると、建物がほとんど見えずなのです。
と言うか、地中に建物の多くが埋まっているように見えるわけです。

なので、2階からの眺望にも1階の建物の屋根と屋根に盛られた土がほら見える。

そして、植わっている花は梅ですかね？

この建物の全体的テーマが梅だそうで、
外観も梅をイメージした特別なもの。

ところどころに梅の丸みが。

良いこだわりですよね。熱海の山に梅が咲くイメージの建築。
優しいセンスの良さを感じさせます。


他にも細々とコダワリが…。
この照明の貝殻のデザインは真珠でしょうね。

海に近い熱海に似合うデザイン。

もう一つ、照明のお話。
この間接照明用の黒いカバーには一つ一つ別々の星座が刻まれ、
漏れる光がそれぞれの星座をかたどると！

なにそのおしゃれ！

そのおしゃれな照明がふんだんに配置された大胆な天井デザインのお部屋。

すごいですよねぇ。

おしゃれと言えばこのトイレもおしゃれ

木材をふんだんに使ってのリラックス空間を作り上げていますよね。
いいですねー！



そしてもう一つの驚きはこの物件が二世帯と言うこと。
先に出した間取り図だけで気づいてもらえてるかもしれませんが、再掲。

１階を半分半分に使って、それぞれ2階と地階を➕αで
寝室とお風呂トイレで使う形。

だから先ほどの大階段のあるLDKとは別のLDKも。

こちらも1段はあるようですが、それ以外は比較的落ち着いている感じ。

こちらのキッチンの方が大きく、どちらかと言えばこちらの方がメインかな？

勝手口もあるし…うーん、メインと言うよりスタンダード？

こちらは温泉が出る地下1階の寝室横のお風呂。

つまり大階段の下の部屋の横のお風呂ね。

そしてこちらは2階のお風呂。こちらは温泉出ず。

どちらも雰囲気はいいですね。

玄関も二つ。建物の左右にそれぞれある。
玄関階段が緩やかなこととか、優しい心配り。

こちらの玄関は庭にも抜けられるようになっているとのこと。
と言うことは
双方とも玄関横を通って庭に出られるような作りなのかな？


ともかく、どの階からも土と海と空が見れるのはいいですね。

和室からでも土が見えていい。

と言う独創的だけどとてもよく考えられているし、
意思のある建物。素敵な物件ですね。

駅からは少し離れますが、
のんびり暮らしにはいいかもしれませんね！

可愛い感じだし、私も見てみたいなぁ。