いつも思うのですよ。活かす修繕を！と。
それが結果的にコストを抑えるし、結果的にきっと高い価値を生む。
そういう意味でこの物件は大変成功をおさめたものだと。

表通りから入ったこんな路地裏。

静かな中にあるそうです。

どこか懐かしいような普通なようなこの佇まい。

玄関横に新聞受け。

こういう家、あった！玄関横に牛乳瓶出したりしてた。

で、この新聞受け、新聞が投函されるとどうなるか？ってぇとお…

そう、ぱたりと室内に落ちるだけ。なるほど。

そしてこの玄関口から二階に上がる階段もあるし、
部屋に上がる事もできるし、
そしてなにより玄関を開けると流し台まで一直線。
きっと昔の通り庭だとかオクドさんの名残。

シンクは新しくされて使い易そうな大きさ。

その奥は昔は外だったんだろうなぁというお風呂トイレ。

今は室内。

しかし一階のこの床。すばらしくマッチしてますね。

光を浴びて、良い反射。
いやまぁほんと、美しい。

床だけでなく、壁もまた美しい！
収納も天袋付きで一間分ありますし、何よりこの収納の襖も良い。

スッとシンプルきわまりない。建具も木製でチャーミング。

キッチン側とお風呂側の扉のこの角とかかなりグッ！と来ます。

グッとくると言えば、ここ！そう！庭！狭いながらもうれしい庭！

窓も上の方だけ磨りガラスが入っていて、
外からの視線を遮断してるんですね。なので、いつも外を眺められる！
良い！

さて、二階です。
間取り図的には二階の二部屋には独立性は無い感じでしたが…

実際は、繋がり間の振り分け型。独立性があるわけです！
そうなってくると俄然やる気がわく人も多いかと。

部屋はうっすら段違いになっていて、玄関側が下がっている。

屋根も一緒に下がっている。

これは京都ではよく見る形ですね。

家族暮らしであればここは子供部屋に。

しかし、やはり二階もきれいな床、襖、壁。

既にあるものを活かすお化粧の部分を上手にコーディネート。

おかげでこの書院造り的な床の間も活きる！

良いですよねー！渋い！
古いものをできるだけそのまま。

うーん、良い融和。

そしてベランダ、というか物干台？！
こちらも板材をきれいに。…したかな？

手前に木の囲いがあるのはこれ。

そう、お風呂のボイラーの煙突穴、兼の明かり取り？
なるほどねー！というこの増改築の経緯を含んだ作りが良いですよね。
時代の流れを感じる。

というお風呂がこちら。

色々なお風呂がここに置かれたのかもしれませんが、
今はこのタイプ。
そしてトイレも新しい目のこのタイプ。

シャワー洗浄トイレ。いいですねー。


というこの物件、えーとこのお家賃で良いんですかね？
ずっと東京モードでお家賃をみてると…これ…格安なんですけど…。

立地も最近ますます楽しくなってきている西陣エリア。
それも京極沿いから少し入ったところ。

借りたい人はいっぱいいると思いますが、
いい感じに育てられそうな人、是非！