私は平成生まれなんですが、こういう写真見るとなんだか昭和も遠くなったな…と遠い目をして語りたくなってしまう。

この外観が素晴らしい。入り口に読める建物名は「栄和ハウス」。
全面タイルなのも、ちょっとくすんでいるのも、家の前に町内会の掲示板があるのもいい。

ほら、なんだかグッとくる共用部。
今風に言うなら「インスタ映え」しそうな感じがします。

実家、昔こんな感じの床だったなあ。玄関。

先に間取り図を見ておこう。玄関のすぐ横にトイレがあるのも、昭和の雰囲気がある。
昔は「地震が来たらトイレに隠れる」なんてありましたよね。

そのトイレは、水色のタイルがいかにも昔風。
昭和の時代ってやたらパステルカラーが多かった気がするんですが、気のせいかな。

すりガラスの懐かしさ。
ダイニングテーブルというよりは「食卓」という雰囲気のものを置きたい。

すりガラスの向こうは玄関です。
誰かが帰ってくるとガラスの戸をガラガラと開けて入ってくる、それをキッチンで料理を作りながら背中で聴いている。
「ただいま」って言う前から誰が来たのか、気配でわかるよ。

キッチン広い！コンロは持ち込みましょう。「レトロ」という形容詞が生ぬるく感じる。

お風呂のこのキュートな感じ、原宿の「カワイイ」に通じるものがある…ような、ないような。
バランス釜だけど、可愛いからいいよね？
せっかくだから「ケロリン」の桶とか欲しい。

お風呂から出たらこっちの部屋で涼もうよ。

和室は二面採光。
ここに布団敷いて、ごろごろしたい…。

収納はやっぱり押入れが使いやすいと思うんですけど、いかがでしょうか。
衣装ケースに色々入れて。掛けなくちゃいけないものは、ハンガーラックをどこかに置いておこう。

ああっ…ノスタルジーがすごい……！
アコースティックギターなんて弾いちゃいそう。それで小さなちゃぶ台置いて。
まあ、現代っ子なのでその上には多分スマートフォンを置いておくだろうけど。

たまにバルコニーに出て風に当たりたくなったりして。

「みんなの暮らしがあるんだよなあ」なんて、物思いに耽ることが出来るのも一人暮らしの良さ。ハーモニカとか練習してみようかな。

おじゃましました、ドアを閉めて203号室の表示を見る。
なんだかタイムスリップしてたような気がするけど、ここは2017年。