物静かなふたりに似合いそうな物件のこと。このお部屋と同じ温度の２人に、ここで自分たちの暮らしを作ってみてほしい。

大きな部屋が１つと、小さな部屋が２つ。とっておきのルーフバルコニーへは、洋室の窓からどうぞ。

なかなか雰囲気を持っている物件です。あんまり出会わないタイプだから、とっても気になって。

広くてまっさらなリビング。お互い手持ちの家具を持ち込めそうです。

窓が多いのも特徴の一つ。左側の窓は、もう１つの小さなバルコニーに出る事ができます。

洗濯機はこちらに。床が黄色いのがいいですね。ルーフバルコニーとの差別化。「靴干しといたよ、黄色い方に」とか言いたい。

天井の隅や建具の、数十センチの幅がブルーグレーに塗装されています。その縁取りが、扉や窓を囲うように走っていて、お部屋の中を循環しているみたいです。

なんてキュートなの、ところどころ花が咲いたタイル。愛おしい。

トイレと洗面台は一緒の場所に。窓から入る光、朝に丁度良い。

はっ、でた。待ってました。すごく好きなポイント。

この鏡＆プチ収納です。も、最高だよね。
壁掛けの救急箱とかが好きなんです。この扉を開け閉めしたい。

お風呂。赤を多めにひねって、青は少しだけ。

さてさて、１つめの洋室は、収納付きの５帖です。

収納スペース。右は段になっているけど、左は空洞なんですね。普通に棚を入れるのもいいし、アイディア次第でなんだか面白いスペースを作れそう。

隣は5.5帖の洋室。やっぱり走っているブルーグレーの線。

左の窓をえいと跨いで、ルーフバルコニーに行きましょう。

ここに住む人はどんな人がいいかな、と思っていたら、友人カップルを思い出したんです。
ふたりは決して言葉数が多いわけではなくて、一緒にワイワイと盛り上がるタイプではありません。ただ、お互い「楽しい」の感じ方が共通していて、いつも静かに、小さく笑いあっているのです。

そんなふたりが選択するのはきっと、超高層で絶景のルーフバルコニーより、こんな風にひっそりと楽しめる場所。
お休みの日には椅子を出して、昨日買っておいたパンをかじりながら、やっぱり小さく笑っているふたりが想像できます。

竣工は1970年。設備は決して整っているとは言えません。けれど、自分たちの楽しみ方を知っている２人なら。きっともくもくと、居心地の良い空間を作り上げてしまうでしょう。