やはりとても良い。木々に囲まれた洋館のような建物。
近隣に建つ登録有形文化財のお宅と同じオーナーがお持ちだったとの事。
どれだけいい物件をお持ちなんだろうかしらと軽く嫉妬。

この物件は以前にも一度掲載させていただきましたが、
別サイトに再掲されておりましたので、再度ご紹介を。


オーナーのご先祖様は神戸の貿易商を営み、
女中さんを住まわせ、オーナーさんのお父様は
多くのご友人、知人の皆様を毎週のようにこの邸宅に呼ばれ、
パーティを開かれていたと。
そういう時代でもあったのでしょうね。

そうする事が仕事にもつながり、
そうする為に広いLDKが必要で、美しい庭も必要で…だったのでしょう。

木々に囲われ庭が、庭に囲われ住宅が…

建物は傾斜地に建っており、道路からは建物の屋根が。

そして駐車場棟が入り口横に建っていて車を収納できる仕組みに。

駐車場にも厳重な扉を設けお車も大事にされたとか。

お好きだったのでしょう。

公道から駐車場横の入り口を入り、
少しカーブした階段を歩いて降りて行くと

玄関前に。

この玄関も可愛いですよねー！

中に入るとタイルが敷き詰められた土間。

外のエントランスから中迄一体化させてる。

土間の概念を凄く理解してる感じですね。

そしてこの玄関から直接入れるようにされているリビングがこちら。

お客さまを迎え歓待し共に外にも出て遊び、という場所だったのでしょう。

そんな皆の楽しみを支えていたキッチンはかなり大きめ。

その当時の賑わいを想像させてくれます。

当時を忍ぶと言えば…この装置。

全ての部屋に女中さんを呼ぶボタンが用意され、女中さんはこの装置の
何番が光っているかを確認してその部屋へ向かうという感じ。
部屋数も多かったようですし。
ファミレスの店員さんを呼ぶあれの原型のようなもの。

呼ばれればハタハタと廊下を行き来していたのでしょう。


他にもこのドアとドアノブ！鍵穴！

もう、なかなか無いですよ！

お風呂や洗面台、トイレも改修されてはいてもどこか懐かしい。
お風呂は窓が懐かしい。

洗面台はデザインも照明も懐かしい。お風呂の扉もね。

トイレは洗面所と空間的には繋がってる？？

全体的に昔の病院のようなデザイン。

お部屋もねー、照明をはじめレトロ感ありますよ。

良い古さでしょう？
このお部屋も。

丸窓ね！

これ一つで和建築か洋館か分からなくなる！

船底天井を採用してる？

という物件。庭も含めて、お部屋、水回りと改修する所、した方が良い所、

いろいろありそうですが…できるだけ…今の形を残したいですね。

せっかく今にまで残ってくれたんですからね！


決してお安い金額ではないですが、
大事にしてくれる人と良い出会いができますように。